Stick /stɪk/
棒、杖、突き刺す、くっつく、固執する
(名詞)木切れや棒状のもの。(動詞)突き刺す動作、または何かが接着して離れない状態。転じて、困難な状況でもやり続けること。
「”突き刺す” 鋭さと、”くっついて離れない” 粘り強さ」
📚 意味と用法
stick は、名詞と動詞で大きく意味が広がります。名詞では「棒、杖」を指します。動詞では、「突き刺す」という意味と、「くっつく(貼る)」という意味があります。さらに比喩的に、「(意見や場所に)とどまる」「やり続ける」という意味でもよく使われます。
名詞: 棒、杖 (A thin piece of wood)
The dog fetched the stick.
(犬はその棒を取ってきた。)
動詞: くっつく、貼る (Adhere/Attach)
The stamp won’t stick to the envelope.
(切手が封筒にくっつかない。)
動詞: 突き刺す (Pierce/Poke)
Don’t stick your finger in the socket.
(コンセントに指を突っ込んではいけない。)
動詞: 固執する、やり続ける (Persist)
You should stick to your plan.
(計画をやり通すべきだ(計画に固執すべきだ)。)
🕰️ 語源と歴史
「stick」の語源は、古英語の「stician」(突き刺す、刺さったままである)と「sticca」(棒)に由来します。
「尖った棒で突き刺す」という動作から、「突き刺さって動かない」→「その場にとどまる」→「くっつく(粘着する)」という意味へと進化しました。名詞の「ステッカー (sticker)」もここから来ています。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
| stick | 「棒」または「くっつく」。日常的で幅広い意味を持つ。 |
| adhere | 「付着する」。よりフォーマルで科学的、または規則の厳守。 |
| cling | 「しがみつく」。感情的な執着や、離れまいとする強い力。 |
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
stick to(やり通す)ことは、give up(あきらめる)や quit(やめる)ことと対照的です。
💬 実践的な例文
Please stick a stamp on the envelope.
封筒に切手を貼ってください。
The old man walked with a walking stick.
その老人は杖をついて歩いていた。
We must stick together in times of trouble.
困難な時こそ、私たちは団結し(離れずにい)なければならない。
He stuck the needle into the fabric.
彼は布に針を突き刺した。(*過去形 stuck)
The car got stuck in the mud.
車が泥にはまって動けなくなった。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. If you persist with a plan, you “______ to” it.
解説:
“stick to” は「〜をやり通す、固守する」という意味のイディオムです。
2. A small piece of wood that has fallen from a tree is a ______.
解説:
「(小)枝、棒きれ」は英語で “stick” と言います。
3. What is the past tense of “stick”?
解説:
stick の過去形・過去分詞形は “stuck” です。
4. “Sticky notes” are pieces of paper that can ______ to surfaces.
解説:
付箋(Sticky notes)は表面に「くっつく (stick/adhere)」紙のことです。
5. If something “sticks out,” it is ______.
解説:
“stick out” は「突き出る」ことから転じて「目立つ (noticeable)」という意味になります。
