語源・類義語・反対語・例文
【malice: 悪意、意地悪】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「malice」は、ラテン語の「malitia(悪意)」が語源とされています。この語は、さまざまな単語に接頭辞として使われ、その単語の意味を「悪い」という意味に変えるために使われます。
「malitia」は、ラテン語の「malus(悪い)」から派生したもので、英語の「malevolent(悪意のある)」や「maleficent(害をなす)」などと同じ語源を持ちます。
「malice」は、他人に対する意図的な悪意を表すために使われます。例えば、「彼は私に悪意を持っているように思える」というように使われます。
類義語は?
- ill will: 悪意、意地悪、敵意
- spite: 悪意、意地悪、恨み
- malevolence: 悪意、意地悪、悪意のある傾向
- malignity: 悪意、意地悪、悪質さ、病的な悪意
似た単語で間違いやすい単語はありますか?
「malicious」(形容詞形)や「malevolent」(形容詞形)は、「malice」に近い意味を持つ類義語ですが、語感が似ているため混同されることがあります。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「malicious」にまつわるエピソードというと、ある有名な事件で使用されたことがあります。1995年にアメリカ合衆国オクラホマシティで発生した連邦政府ビル爆破事件において、爆弾を仕掛けたティモシー・マクベイは、事件前に「malice」(悪意)という単語をパソコンのキーボードで入力していました。このことが、マクベイによる爆破事件が計画的なものであったことを示す証拠とされました。
例文をいくつか教えてください
- He acted with malicious intent towards his former business partner.
(彼は元ビジネスパートナーに対して悪意を持って行動しました。) - The malicious software infected my computer and deleted all my files.
(悪意のあるソフトウェアが私のコンピュータに感染し、私のすべてのファイルを削除しました。) - The newspaper article contained several malicious statements about the politician.
(その新聞記事には、その政治家に対するいくつかの悪意のある発言が含まれていました。) - The student was punished for posting malicious comments on social media about their teacher.
(その生徒は、教師に対して悪意のあるコメントをSNSに投稿したために処罰を受けました。) - The company filed a lawsuit against the former employee for their malicious actions.
(その企業は、元従業員の悪意のある行為に対して訴訟を起こしました。)
コロケーション
- Bear malice towards someone – 誰かに対して悪意を抱く
これは、特定の人に対して悪意や敵意を感じているときに使われるフレーズです。 - Act with malice – 悪意をもって行動する
これは、行動や意図が悪意を持って行われたことを示すための表現です。 - Malice aforethought – 既存の悪意
法律の文脈で使用されることが多いこのフレーズは、計画的な悪意や前もっての悪意の意味で使用されます。 - Without malice – 悪意なく
これは、行動や言動が善意で行われたことを示すための表現です。 - Spoken in malice – 悪意を持って言われる
このフレーズは、言葉や発言が悪意を持って行われたことを示しています。