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【Espionage – スパイ行為】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「Espionage」は、フランス語の「espionnage」から来ており、その意味は「スパイ行為」や「諜報活動」です。この単語は、さらに古いフランス語の「espionner」に由来し、「スパイする」「偵察する」を意味します。また、「espionner」は「espion」(スパイ)という単語から来ており、これはイタリア語の「spione」や同様の意味を持つ中世ラテン語の「*espiare」から派生したものです。

「Espionage」は、敵対する国家や組織に対して秘密情報を収集する行為を指すために使われ、しばしば国家安全保障や軍事戦略に関連する文脈で用いられます。この単語は、政治的な諜報活動だけでなく、企業スパイ活動を指す場合もあります。その使用は、情報を隠密に収集し、それを用いて特定の目的を達成しようとする行為全般をカバーしています。

“Espionage” comes from the French word “espionnage,” which means “spying” or “intelligence activities.” This word is derived from an older French term “espionner,” meaning “to spy” or “to scout.” Furthermore, “espionner” originates from the word “espion” (spy), which itself comes from the Italian “spione” and the medieval Latin “*espiare,” both sharing a similar meaning.

“Espionage” is used to denote the act of gathering secret information against hostile nations or organizations, often in contexts related to national security or military strategy. The term can also refer to corporate spying activities. Its use encompasses the general act of covertly collecting information and using it to achieve specific objectives, covering not just political intelligence activities but also those in the corporate sphere.

この単語の類義語・反対語を教えてください。

類義語:

  1. Spying – スパイすること
  2. Intelligence – 情報活動(諜報活動の意味で)
  3. Reconnaissance – 偵察(軍事的な文脈で使用されることが多い)
  4. Surveillance – 監視(特に秘密の監視を含む)
  5. Infiltration – 潜入(敵組織内部への潜入を指す場合が多い)
  6. Counterintelligence – 対諜報活動(スパイ活動を阻止するための活動を指すが、スパイ活動自体を含むこともある)
  7. Snooping – こっそり覗き見る(非公式または軽蔑的な文脈で使われることがある)
  8. Covert operations – 秘密作戦(諜報活動を含む広範な秘密行動)

反対語:

直接的な反対語は存在しませんが、諜報活動の目的や性質に対立する概念を挙げることは可能です。

  1. Transparency – 透明性(活動や情報が公開され、隠されていない状態)
  2. Openness – 開放性(情報が自由に共有されること)
  3. Public disclosure – 公開(情報が公にされること)
  4. Security – 安全保障(広義には国家の安全を守ることだが、諜報活動を防ぐ意味で使われることもある)

似た単語で間違いやすい単語はありますか?

  1. Intelligence: 「Espionage」と混同されがちですが、「Intelligence」は広義に情報収集活動全般を指し、それが友好国からの公式情報収集であるか、敵対国からの秘密のスパイ活動であるかの区別なく使われます。「Espionage」は特に敵対的な意図を持って秘密情報を収集する行為を指します。
  2. Surveillance: 「Surveillance」は監視や観察を意味し、特に公共の安全や犯罪防止の文脈で使われます。これに対し、「Espionage」は政治的、軍事的な目的で秘密情報を収集することに重点を置きます。「Surveillance」はオープンまたは秘密の両方の文脈で使用されることがありますが、「Espionage」はその性質上、常に秘密裏に行われます。
  3. Reconnaissance: 「Reconnaissance」は主に軍事用語として使用され、敵の位置や動きを偵察する行為を指します。「Espionage」と同様に情報収集を目的としますが、「Reconnaissance」は特定の軍事作戦の前提情報収集に焦点を当てる点で異なります。
  4. Counterintelligence: 「Counterintelligence」は「Espionage」の反対行為であり、敵のスパイ活動を防ぎ、摘発する活動を指します。しかし、これらの単語は諜報活動の文脈で一緒に使われることがあり、その関係性から混同されることがあります。

この単語を使った例文をいくつか教えてください

The government is taking measures to combat espionage against its institutions.
政府は、その機関に対するスパイ行為に対抗するための措置を講じています。

Espionage plays a crucial role in gathering intelligence during wartime.
スパイ行為は、戦時中の情報収集において重要な役割を果たします。

The novel is centered around a complex web of espionage and intrigue.
その小説は、複雑なスパイ行為と陰謀を中心に展開しています。

Accusations of corporate espionage have led to a high-profile legal battle.
企業スパイ行為の疑惑が、注目の法的闘争につながりました。

Agents trained in espionage techniques can effectively gather critical information.
スパイ技術で訓練されたエージェントは、重要な情報を効果的に収集できます。

【Espionage – スパイ行為】のコロケーション

  1. Espionage activities: スパイ活動
    • 国家や組織が他国や競合他社に対して秘密情報を収集するために行う活動を指します。
  2. Espionage techniques: スパイ技術
    • 情報を隠密に収集するために使われる技術や方法を指します。盗聴、偽装、暗号解読などが含まれます。
  3. Corporate espionage: 企業スパイ行為
    • 競合他社の秘密情報を不正に入手するために行われるスパイ行為。技術情報やビジネス戦略などが対象となります。
  4. Counter-espionage: 反スパイ活動
    • 自国や自組織に対するスパイ活動を防ぐための活動。諜報活動を監視し、スパイを摘発することを目的とします。
  5. Espionage network: スパイ網
    • 複数のスパイや情報提供者が連携して情報を収集し、共有する組織やシステムを指します。

「Espionage」は、秘密情報を収集する行為、つまりスパイ行為を意味しますが、この活動には様々な側面があります。それでは、具体的なコロケーションを見てみましょう。

まず、Espionage activities、これはスパイ活動を指し、国家や組織が他国や競合他社から秘密情報を収集するために行う活動のことを言います。情報戦の一環として、多大な影響を及ぼすことがあります。

次に、Espionage techniques、スパイ技術です。これは情報を隠密に収集するために使用される方法や手段を指し、盗聴や偽装、暗号解読などが含まれます。高度な技術が駆使されることもあります。

Corporate espionage、または企業スパイ行為については、競合他社の秘密情報を不正に入手するために行われるスパイ行為を指します。ビジネス戦略や技術情報の流出は、企業にとって大きな損害をもたらす可能性があります。

Counter-espionage、つまり反スパイ活動は、自国や自組織に対するスパイ活動を防ぐための活動を指します。これには諜報活動の監視やスパイの摘発が含まれ、安全保障の観点から極めて重要です。

最後に、Espionage network、スパイ網です。これは、情報を効率的に収集し共有するために、複数のスパイや情報提供者が連携して形成する組織やシステムを指します。

“Espionage” refers to the act of gathering secret information, but this activity has various aspects. Let’s take a look at some specific collocations.

First, Espionage activities, which refer to the actions taken by nations or organizations to collect secret information from other countries or competing companies. As part of the intelligence war, these activities can have significant impacts.

Next, Espionage techniques. This term refers to the methods and means used to covertly collect information, including eavesdropping, disguise, and decryption. Advanced technology is often utilized.

Regarding Corporate espionage, this indicates spying activities conducted to illicitly obtain secret information from competing companies. The leakage of business strategies or technical information can cause substantial damage to a company.

Counter-espionage refers to activities aimed at preventing spying activities against one’s own country or organization. This includes monitoring intelligence activities and apprehending spies, which is extremely important from a security standpoint.

Lastly, Espionage network. This term describes an organization or system formed by multiple spies or informants working together to efficiently collect and share information.

文法問題: Espionage (スパイ行為)

  1. The government agent was arrested on charges of [ ], accused of selling classified information to a foreign power.
    • (A) espionage
    • (B) sabotage
    • (C) treason
    • (D) sedition

解答と解説: (A) espionage
espionage は「スパイ行為」という意味です。この文脈では、政府職員が外国に機密情報を売ったスパイ行為で逮捕されたことを意味しています。sabotage は「破壊工作」、treason は「反逆罪」、sedition は「扇動」という意味で、文脈に合いません。

  1. The novel tells the story of a double agent who must navigate the dangerous world of international [ ].
    • (A) espionage
    • (B) diplomacy
    • (C) negotiation
    • (D) arbitration

解答と解説: (A) espionage
この文脈では、二重スパイが国際的なスパイ活動の世界を生き抜く物語であることを意味しています。diplomacy は「外交」、negotiation は「交渉」、arbitration は「仲裁」という意味で、文脈に合いません。

  1. The company was accused of corporate [ ] after it was discovered that they had been stealing trade secrets from their competitors.
    • (A) espionage
    • (B) fraud
    • (C) embezzlement
    • (D) extortion

解答と解説: (A) espionage
corporate espionage は「企業スパイ」という意味です。この文脈では、競合他社から企業秘密を盗んでいたことが発覚し、企業スパイの容疑で告発されたことを意味しています。

  1. The Cold War was a time of heightened tensions and widespread [ ] between the United States and the Soviet Union.
    • (A) espionage
    • (B) collaboration
    • (C) cooperation
    • (D) alliance

解答と解説: (A) espionage
冷戦時代は、アメリカとソ連の間で緊張が高まり、スパイ活動が横行した時代でした。collaboration は「協力」、cooperation は「協力」、alliance は「同盟」という意味で、文脈に合いません。

  1. The government has implemented stricter security measures to prevent [ ] and protect sensitive information.
    • (A) espionage
    • (B) terrorism
    • (C) vandalism
    • (D) piracy

解答と解説: (A) espionage
この文脈では、政府が機密情報を保護し、スパイ行為を防ぐために、より厳格なセキュリティ対策を実施したことを意味しています。terrorism は「テロ行為」、vandalism は「破壊行為」、piracy は「著作権侵害」という意味で、文脈に合いません。