語源・類義語・反対語・例文
【 tangible – 明白な、触れることのできる】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「tangible」(明白な、触れることのできる)という単語は、ラテン語の「tangere」(触れる)から派生しています。この動詞は、直接触れることができる物体の性質を指すために使われました。時が経つにつれて、この単語は中世ラテン語の「tangibilis」へと発展し、「触れることができる」という意味を持つようになりました。
16世紀に英語に取り入れられた時、その意味はほとんど変わらず、「物理的に触れることが可能な」という意味を保持していました。しかし、時間とともに「tangible」は比喩的な意味合いも持つようになり、「明白な」や「明瞭な」といった抽象的な概念を示す用途でも使われるようになりました。このように、「tangible」は物理的な触覚から派生した単語でありながら、より広い範囲の現実や抽象的な概念を表現するために使用されています。
The word “tangible” originates from the Latin verb “tangere,” meaning “to touch.” This verb was used to describe the property of objects that could be physically touched. Over time, it evolved into the Medieval Latin “tangibilis,” which meant “able to be touched.”
When introduced into English in the 16th century, its meaning remained largely unchanged, retaining the sense of “capable of being touched physically.” However, as time progressed, “tangible” also began to acquire a metaphorical nuance, being used to denote abstract concepts such as “clear” or “evident.” Thus, “tangible” is a word that, while originating from the physical sense of touch, is now used to express a wider range of realities and abstract ideas.
この単語の類義語・反対語を教えてください。
類義語
- Concrete(具体的な): 物理的に存在する、または明確に理解または識別できるものを指します。
- Palpable(触知できる): 触れることによって明らかに感じられるもの。
- Physical(物理的な): 物質的な実体があること。
- Material(物質的な): 物理的な物質から成る、またはそれに関連するもの。
- Solid(固体の): しっかりとした形があり、触れることができる状態。
反対語
- Intangible(非物質的な): 物理的に触れることができない、または容易には明確に理解や識別ができないもの。
- Abstract(抽象的な): 具体的な物質的実体を持たず、思考や概念の領域に存在するもの。
- Ethereal(空気のような、超越的な): 物質的な実体がなく、非常に繊細または精神的な質を持つもの。
- Invisible(目に見えない): 目に見えない、または物理的に検出できないもの。
- Immaterial(無形の): 物理的な重要性や価値がない、または関連しないもの。
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- Tangible vs. Tangible Assets: 「tangible」は一般に物理的に触れることが可能な、または明確に認識できるものを指しますが、「tangible assets」(有形資産)は、特に会計やビジネスの文脈で用いられ、不動産や機械など、物理的な形を持ち、金銭的価値がある資産を指します。これらの用語は関連していますが、使用される文脈が異なります。
- Tangible vs. Palpable: 「palpable」もまた「明らかに感じられる」または「触知できる」という意味を持ちますが、感覚による明確な認識や感じ取りが可能な状況、特に医学的な文脈や比喩的な使用に限定されることが多いです。「tangible」と比較すると、より狭い範囲の感覚的認識に焦点を当てています。
- Tangible vs. Concrete: 「concrete」(具体的な)は物理的な実在や具体性を指しますが、しばしば「tangible」と同様に用いられます。しかし、「concrete」は抽象的な概念やアイデアを具体的な例や形で示す際によく使用され、物理的な存在だけでなく、考えや計画の実現可能性にも言及することがあります。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
The artist transformed her vision into a tangible masterpiece, capturing the beauty of nature on canvas.
(そのアーティストは彼女のビジョンを具体的な傑作に変え、キャンバスに自然の美しさを捉えました。)
The company’s success is not just measured by financial gains, but also by the tangible impact it has on the local community.
(企業の成功は、財務的な利益だけでなく、地域社会に与える具体的な影響によっても測られます。)
The teacher used hands-on experiments to provide tangible learning experiences for her students.
(その教師は実地の実験を使って、学生たちに具体的な学びの経験を提供しました。)
The historical artifacts displayed in the museum serve as tangible reminders of our past.
(博物館に展示されている歴史的な遺物は、私たちの過去の具体的な思い出となっています。)
The team’s hard work and dedication finally resulted in tangible improvements in productivity and efficiency.
(チームの努力と献身がついに生産性と効率の具体的な向上につながりました。)
【 tangible – 明白な、触れることのできる】のコロケーション
- tangible benefits(具体的な利益): このフレーズは、明確に測定または感じることができる利益や利点を指します。経済的利益や健康上の改善など、直接的に観察や体験が可能な利益を意味します。
- tangible assets(有形資産): 財務や会計の文脈で用いられ、物理的な形を持つ資産(例:不動産、機械、在庫など)を指します。これらは企業のバランスシート上で重要な役割を果たします。
- tangible evidence(具体的な証拠): 法律や科学の分野で使われ、目に見える、または物理的に触れることができる証拠を指します。この証拠は、裁判などで事実を証明するために重要です。
- tangible results(具体的な結果): ある行動やプロジェクトから生じる直接的で明確に測定可能な成果を指します。このフレーズは、改善や成功を明確に示す状況に使われます。
- tangible impact(具体的な影響): ある事象や行動が直接的に及ぼす、明確に認識できる影響や結果を指します。この影響は社会的、経済的、環境的など、様々な分野で観察されます。
「tangible」という言葉は、私たちの世界において具体性と実体を強調するために欠かせないものです。この言葉を用いることで、私たちは触れることができ、目に見え、明確に測定可能な事物の価値を認識することができます。
具体的な利益、すなわち「tangible benefits」は、私たちの行動や決断がもたらす直接的な利点を指し示します。これは、経済的なリターンや健康の改善といった形で現れ、私たちの選択が生み出す実際の価値を体現しています。
また、「tangible assets」は、会計の世界における有形資産を表し、企業や個人が保有する物理的な形を持つ資産を意味します。不動産や機械、在庫など、これらは経済的価値を持ち、バランスシート上で重要な役割を果たします。
科学や法律では、「tangible evidence」というフレーズが頻繁に用いられます。これは、目に見える証拠や物理的に触れることができる証拠を指し、事実を明らかにし、真実を証明するために不可欠です。
行動やプロジェクトがもたらす「tangible results」は、その成果が具体的で測定可能であることを示します。これは、努力が目に見える形で実を結んだことを意味し、成功や改善をはっきりと示すことができます。
最後に、「tangible impact」は、行動や事象がもたらす直接的で明確に認識できる影響を指します。これは、社会的、経済的、環境的など、さまざまな分野における具体的な変化を強調します。
「tangible」という言葉を通じて、私たちは物理的な存在や明確な結果の価値を認識し、評価することができます。この言葉は、具体性と実体を持つものの重要性を強調し、私たちの理解と認識を深めるために不可欠な役割を果たしています。
The term “tangible” is indispensable for emphasizing concreteness and substance in our world. Utilizing this word allows us to recognize the value of things that can be touched, seen, and measured explicitly.
“Tangible benefits” refer to the direct advantages our actions or decisions yield. These manifest as economic returns or health improvements, embodying the real value our choices generate.
Furthermore, “tangible assets” denote the physical assets in the accounting realm, representing assets with a physical form that individuals or corporations possess. Real estate, machinery, inventory, and others hold economic value and play a crucial role on the balance sheet.
In science and law, the phrase “tangible evidence” is frequently used. It points to evidence that is visible or can be physically touched, essential for clarifying facts and proving the truth.
The “tangible results” from actions or projects indicate that the outcomes are concrete and measurable. This signifies that efforts have borne fruit in a visible manner, clearly demonstrating success or improvement.
Lastly, “tangible impact” refers to the direct and clearly perceivable effects that actions or events bring about. It highlights the specific changes in various fields, such as social, economic, or environmental.
Through the word “tangible,” we can recognize and assess the value of things with physical presence or clear outcomes. This term plays a vital role in emphasizing the importance of things that are concrete and substantial, deepening our understanding and perception.
tangibleを使った文法問題
- The company’s new marketing strategy yielded _____ results, with a significant increase in sales within the first quarter.
- (A) tangibly
- (B) tangible
- (C) tangibility
- (D) more tangible
解答と解説: (B) tangible
解説: 空欄には名詞 results を修飾する形容詞が入ります。tangible は「明白な、具体的な」という意味の形容詞です。
- The team’s hard work and dedication led to _____ improvements in the product’s design and functionality.
- (A) tangibly
- (B) tangible
- (C) tangibility
- (D) more tangible
解答と解説: (B) tangible
解説: 空欄には名詞 improvements を修飾する形容詞が入ります。tangible は「明白な、具体的な」という意味の形容詞です。
- The museum exhibit featured a variety of _____ artifacts, allowing visitors to experience history firsthand.
- (A) tangibly
- (B) tangible
- (C) tangibility
- (D) more tangible
解答と解説: (B) tangible
解説: 空欄には名詞 artifacts を修飾する形容詞が入ります。tangible は「触れることのできる」という意味の形容詞です。
- The company’s commitment to social responsibility has had a _____ impact on the local community.
- (A) tangibly
- (B) tangible
- (C) tangibility
- (D) more tangible
解答と解説: (B) tangible
解説: 空欄には名詞 impact を修飾する形容詞が入ります。tangible は「明白な、具体的な」という意味の形容詞です。
- The new technology allows for a more _____ representation of data, making it easier to understand and analyze.
- (A) tangibly
- (B) tangible
- (C) tangibility
- (D) more tangible
解答と解説: (B) tangible
解説: 空欄には名詞 representation を修飾する形容詞が入ります。tangible は「明白な、具体的な」という意味の形容詞です。