「人類は今、破滅のbrinkに立たされているのかもしれない」
📚 意味と用法
brink は、名詞として、新しい、または危険でエキサイティングな何かが始まろうとしている「瀬戸際」「寸前」の時点を指します。特に、戦争、発見、破産、死など、重大な出来事の直前の状況を表すのに使われます。また、崖や川岸などの「縁(へり)」という物理的な意味もあります。
戦争の瀬戸際 (On the edge of war)
The two countries were on the brink of war.
(両国は戦争の瀬戸際にあった。)
崖の縁 (The edge of a cliff)
He stood on the brink of the cliff, looking down.
(彼は崖の縁に立ち、下を見下ろした。)
🕰️ 語源と歴史
「Brink」は、中英語の「brinke」に由来し、これは古ノルド語の「brekka」(斜面)に関連しています。元々は、川岸や丘の「縁」や「端」を指す言葉でした。この「何かの端っこ」という物理的なイメージが、比喩的に「ある出来事が起こる直前の時点」という意味に発展しました。
🔄 類義語
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
危険の brink (瀬戸際) にいることは、safety (安全) な場所にいることとは正反対です。
💬 実践的な例文
The company was on the brink of bankruptcy.
その会社は倒産寸前だった。
Scientists believe we are on the brink of a major discovery.
科学者たちは、我々が大きな発見の瀬戸際にいると信じている。
She was on the brink of tears.
彼女は泣き出す寸前だった。
The patient was brought back from the brink of death.
その患者は死の淵から生還した。
He stood on the brink, hesitating to jump.
彼は縁に立ち、飛び込むのをためらった。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. To be on the verge of something new or dangerous is to be on the ______.
解説:
何か新しいことや危険なことの寸前であることは、「瀬戸際 (brink)」にいることです。
2. The country was on the ______ of collapse.
解説:
“on the brink of…” は「~の瀬戸際にある」という決まった表現です。類義語の “edge” や “verge” も使えますが、”brink” は特に重大な状況で使われます。
3. The opposite of being on the brink of danger is being in ______.
解説:
危険の瀬戸際にいることの反対は、「安全 (safety)」な状態にいることです。
4. The world stood on the ______ of a new millennium.
解説:
世界は新しい千年紀の「始まり(瀬戸際)」に立っていた、という文脈です。
5. The word “brink” originally referred to the ______ of a river or hill.
解説:
語源で説明した通り、”brink” は元々、川や丘の「縁 (edge)」を指していました。