「アーチェリーの選手が的の中心を狙うように、登山家が山頂を目指すように、aim は明確な方向性と達成への意図を示す」

📚 意味と用法

aim は動詞としても名詞としても使われます。

動詞としての意味

  1. ~することを目指す、~を目標とする (+ to do / at/for doing/noun): 特定の目標達成のために計画したり、努力したりすること。「aim to do」または「aim at/for ~」の形をとります。
    例: We aim to finish by Friday. (金曜までに終えることを目指している。) / She is aiming for a promotion. (彼女は昇進を目指している。)
  2. (武器・カメラなどを)~に向ける、~を狙う (+ something at someone/something): 物理的に対象に方向を定めること。
    例: He aimed the gun at the target. (彼は的に銃を向けた。)
  3. (言葉・行動などを)~に向ける (+ something at someone): 特定のグループや人を対象として発言したり行動したりすること。
    例: The criticism was aimed at the government. (その批判は政府に向けられたものだった。)

名詞としての意味

  1. 目的、目標 (purpose, goal): 達成しようとしていること。
    例: My main aim in life is to be happy. (私の人生の主な目的は幸せになることだ。) / the aim of the project (プロジェクトの目的)
  2. 狙い、照準: 銃などで狙いを定めること、またはその能力。
    例: Take aim before you shoot. (撃つ前に狙いを定めなさい。) / His aim was accurate. (彼の狙いは正確だった。)

Aのコロケーション例: aim high (高い目標を持つ), aim for success (成功を目指す), aim to please (喜ばせることを目指す)

🕰️ 語源と歴史

「Aim」の語源は、古フランス語の動詞「esmer」に遡ります。この「esmer」は「見積もる、評価する、測る、狙う」といった意味を持っていました。これはさらにラテン語の「aestimāre」(評価する、見積もる、英語の estimate の語源)に関連しています。

「見積もる」や「評価する」という意味から、「目で見て測る、狙いを定める」という意味が生まれ、これが中英語期に「aimen」として英語に入りました。

物理的に「狙う」という意味から、比喩的に「(達成すべき)目標とする、目指す」という意味へと発展し、現代英語の「aim」となりました。

LATIN
aestimāre (to value, estimate)
OLD FRENCH
esmer (to estimate, aim at)
MIDDLE ENGLISH
aimen
MODERN ENGLISH
aim

📋 活用形と派生語

Aim (動詞) の活用形

活用形 英語 発音
原形 aim eɪm
三人称単数現在形 aims eɪmz
過去形 aimed eɪmd
過去分詞 aimed eɪmd
現在分詞 aiming ˈeɪ.mɪŋ

派生語と関連語

  • Aim (名詞) – 目的、目標、狙い
    What is the aim of this research?
  • Aimless (形容詞) – 目的のない、あてのない
    He wandered the streets in an aimless way.
  • Aimlessly (副詞) – 目的もなく、あてもなく
    They drove aimlessly for hours.

🔄 類義語

動詞「目指す」

strive
pursue
seek
aspire

動詞「狙う」

target
point
direct

名詞「目的、目標」

goal
objective
purpose
target
intention
ambition

⚡ 反対語

動詞「目指す」の反対

abandon (放棄する)
give up (諦める)
stray ((道から)それる)

動詞「狙う」の反対

miss (外す、逃す)

名詞「目的」の反対 (概念)

purposelessness (無目的)
aimlessness (目的のなさ)

スペル注意: Aim vs Game / Name

Aim (目的/狙う) と、Game (ゲーム) や Name (名前) はスペルの一部が似ていますが、意味は全く異なります。

“What’s the name of this game? My aim is to win.” (このゲームの名前は何?私の目標は勝つことだ。)

💬 実践的な例文

1

She aims to become a successful entrepreneur.

彼女は成功した起業家になることを目指しています。(動詞)

状況: 将来の目標
2

The main aim of this project is to reduce waste.

このプロジェクトの主な目的は廃棄物を減らすことです。(名詞)

状況: プロジェクトの目標設定
3

He carefully aimed the camera at the bird.

彼は慎重にカメラをその鳥に向けました(狙いを定めました)。(動詞)

状況: 物理的な照準合わせ
4

The advertising campaign aims specifically at young people.

その広告キャンペーンは特に若者をターゲットにしています(目指しています)。(動詞)

状況: マーケティング戦略
5

With practice, your aim will improve.

練習すれば、あなたの狙い(照準)は向上するでしょう。(名詞)

状況: スキル(射撃など)の上達

🧠 練習問題

以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。

1. The company __________ to expand into the European market next year.

aim
aims
aimed
aiming

解説:

主語 “The company” は三人称単数なので、現在形の動詞には -s が付きます。「~することを目指す」という意味の動詞 aim の三人称単数現在形 “aims” が適切です。

2. What is the main __________ of your research?

aim
aims
aimed
aiming

解説:

“the main …” の後に続く名詞が必要です。「目的」という意味の名詞 “aim” が適切です。

3. The hunter __________ the rifle at the deer but didn’t shoot.

aim
aims
aimed
aiming

解説:

文脈は過去の行動を示しています。「狙いを定めた」という意味の動詞 aim の過去形 “aimed” が適切です。