Sour / ˈsaʊər /

(形) 酸っぱい、(牛乳などが)腐った、不機嫌な (動) 酸っぱくなる、悪化する

(形容詞) レモンのような酸味のある味。腐敗した状態。不快な、または不機嫌な様子。(動詞) 酸味を帯びる、または関係などが悪くなること。

「レモンの酸味が顔をしかめさせるように、sour は味覚だけでなく、人の機嫌や関係性の変化も表します」

📚 意味と用法

sour は、形容詞と動詞の両方で使われます。形容詞としては、レモンのような「酸っぱい」味が最も基本的な意味です。また、牛乳などが「腐った」「すえた」状態や、人の態度や気分が「不機嫌な」「気難しい」「意地の悪い」様子を表します。比喩的に、状況や関係が「うまくいかない」「気まずい」状態を指すこともあります。動詞としては、「酸っぱくなる」「すえる」、または関係などが「悪化する」「気まずくなる」という意味になります。

(形) 酸っぱい・腐った

These lemons are very sour.

(このレモンはとても酸っぱい)

The milk has gone sour.

(牛乳が腐ってしまった)

(形) 不機嫌な・気まずい

He gave me a sour look.

(彼は私に不機嫌な顔つきをした)

The negotiations turned sour at the last minute.

(交渉は土壇場で気まずいものになった)

(動詞) 酸っぱくなる・悪化する

The cream will sour if left out of the fridge.

(クリームは冷蔵庫から出しておくと酸っぱくなるだろう)

Their relationship soured after the argument.

(口論の後、彼らの関係は悪化した)

🕰️ 語源と歴史

「Sour」の語源は、古英語の「sūr」で、「酸っぱい」「発酵した」「苦い」「不快な」といった意味を持っていました。これはさらにゲルマン祖語の *sūraz に遡ります。

この単語は、ドイツ語の「sauer」やオランダ語の「zuur」など、他のゲルマン語派の言語にも同系の語が存在します。

味覚としての「酸っぱさ」という基本的な意味から、発酵による腐敗(酸味を帯びる)、そして比喩的に人の気分や態度が「不機嫌な」、関係性が「悪化する」といったネガティブな意味合いへと派生しました。

PROTO-GERMANIC
(*sūraz)
OLD ENGLISH
(sūr)
MIDDLE ENGLISH
(sour)
MODERN ENGLISH

📋 主な用法と派生語

主な用法

  • 形容詞:
    • 酸っぱい (sour taste)
    • 腐った (sour milk)
    • 不機嫌な (a sour expression)
    • 気まずい (things turned sour)
  • 動詞: (活用: sour, sours, soured, souring)
    • 酸っぱくなる (The wine soured.)
    • 悪化する (The deal soured.)

派生語と関連語

  • Sourly (副詞) – 不機嫌そうに、意地悪く
    He looked at me sourly.
  • Sourness (名詞) – 酸っぱさ、酸味、不機嫌、意地悪さ
    The sourness of the lemon made her pucker.
  • Sourdough (名詞) – サワードウ(酸味のあるパン種、またはそれで作ったパン)
    Sourdough bread has a distinctive tangy flavor.

🔄 類義語

(形) 酸っぱい:

acidic (酸性の)
tart (酸っぱい、辛辣な)

(形) 不機嫌な:

grumpy (不機嫌な)
sullen (むっつりした)
unpleasant (不快な)

(動詞) 悪化する:

deteriorate (悪化する)
worsen (悪化する)

⚡ 反対語

(形) 酸っぱい の反対:

sweet (甘い)

(形) 腐った の反対:

fresh (新鮮な)

(形) 不機嫌な の反対:

cheerful (陽気な)
pleasant (感じの良い)

(動詞) 悪化する の反対:

improve (改善する)

💬 実践的な例文

1

The lemonade was too sour for my liking. (形容詞)

そのレモネードは私の好みには酸っぱすぎた。

状況: 飲み物の味について感想を述べる場面
2

Don’t drink the milk; it smells sour. (形容詞)

その牛乳は飲まないで。 すっぱい(腐った)匂いがする。

状況: 食品が傷んでいる可能性を警告する場面
3

He’s been in a sour mood all day. (形容詞)

彼は一日中不機嫌だ。

状況: 人の機嫌が悪いことを描写する場面
4

Their friendship soured after a disagreement about money. (動詞)

お金に関する意見の相違の後、彼らの友情は気まずくなった

状況: 人間関係が悪化するきっかけについて
5

The deal went sour when they couldn’t agree on the final terms. (形容詞句)

最終条件で合意できなかったため、その取引はうまくいかなくなった

状況: 交渉や計画が失敗に終わる場面

🧠 練習問題

以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。

1. This yogurt tastes slightly ________. Is it still okay to eat?

sour
sweet
salty
fresh

解説:

文脈は「このヨーグルトは少し酸っぱい味がする」という意味なので、「酸っぱい」を意味する形容詞「sour」が適切です。「sweet」(甘い)、「salty」(塩辛い)、「fresh」(新鮮な)は不適切です。

2. The milk was left out all night and has gone ________.

fresh
cold
sour
sweet

解説:

文脈は「牛乳を一晩出しっぱなしにしていたので腐ってしまった」という意味です。「腐った、すえた」状態を表す形容詞「sour」が適切です。「go sour」で「腐る」という意味になります。

3. He gave a ________ reply when asked about his defeat.

cheerful
enthusiastic
sour
polite

解説:

文脈は「敗北について尋ねられたとき、彼はいやそうな(不機嫌な)返事をした」という意味なので、「不機嫌な」という意味の形容詞「sour」が適切です。「cheerful」(陽気な)、「enthusiastic」(熱狂的な)、「polite」(丁寧な)は不適切です。

4. The prolonged argument caused their working relationship to ________.

sour
sweeten
strengthen
improve

解説:

文脈は「長引く口論が原因で、彼らの仕事上の関係は悪化した」という意味なので、「悪化する、気まずくなる」という意味の動詞「sour」が適切です。「sweeten」(甘くする)、「strengthen」(強化する)、「improve」(改善する)は反対の意味合いです。

5. The grapes were too ________ to eat on their own, so we made jam.

ripe
sweet
sour
rotten

解説:

文脈は「そのブドウはそのまま食べるには酸っぱすぎたので、ジャムを作った」という意味なので、「酸っぱい」を意味する形容詞「sour」が適切です。「ripe」(熟した)、「sweet」(甘い)、「rotten」(腐った – 食べられない)は不適切です。