「As the crow flies – カラスが飛ぶように(一直線に)」
📚 意味と用法
crow は、名詞と動詞の両方で使われます。名詞としては、黒くて賢い鳥である「カラス」を指します。動詞としては、主に2つの意味があります。一つはオンドリが「(鬨の声を)あげる」こと。もう一つは、人が勝利や成功を「自慢げに話す」「勝ち誇る」ことです。
鳥のカラス (The bird)
A large crow was sitting on the branch of a tree.
(一羽の大きなカラスが木の枝に止まっていた。)
勝ち誇る (To boast)
He was crowing about his victory all day.
(彼は一日中、自分の勝利を勝ち誇って話していた。)
🕰️ 語源と歴史
「Crow」の語源は、古英語の「crāwe」に遡ります。これは、カラスの「カー、カー」という鳴き声を模した擬音語(onomatopoeia)であると考えられています。多くの言語で、カラスを指す言葉はその鳴き声に基づいています。オンドリの鳴き声や、人が勝ち誇る声を表す動詞としての用法は、その声が大きく響き渡る様子からの連想で、後から発展したものです。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
象徴として、不吉や死を連想させる crow (カラス) は、平和の象徴である dove (ハト) と対比されます。動詞として、to crow (勝ち誇る) ことは、to be humble (謙虚である) ことと正反対の態度です。
💬 実践的な例文
The rooster began to crow at dawn.
オンドリが夜明けに鳴き始めた。
“It’s only five miles as the crow flies,” he said.
「直線距離でたったの5マイルだよ」と彼は言った。
It’s not good to crow over your opponent’s defeat.
対戦相手の敗北を勝ち誇るのは良くない。
A group of crows, called a murder, flew overhead.
マーダーと呼ばれるカラスの群れが頭上を飛んでいった。
He had to eat crow and admit his mistake.
彼は屈辱を忍んで自分の間違いを認めなければならなかった。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. Wrinkles around the eyes are sometimes called ______ feet.
解説:
目じりのしわは「crow’s feet」と呼ばれます。
2. To boast about a victory is to ______ over it.
解説:
勝利を自慢げに話す、勝ち誇ることは動詞の crow で表されます。
3. A bird that is larger than a crow and very similar is a ______.
解説:
カラスより大きく、よく似た鳥はワタリガラス(raven)です。
4. The phrase “as the crow flies” means ______.
解説:
イディオム「as the crow flies」は「直線距離で(in a straight line)」を意味します。
5. A rooster is a male chicken that ______.
解説:
オンドリは「(鬨の声を)あげる(crows)」と表現されます。