「Flatter の裏には下心あり、真心との見極めが大切」
📚 意味と用法
flatter は、動詞として「お世辞を言う」「へつらう」「おだてる」という意味で使われます。通常、相手を喜ばせたり、何かを得ようとしたりする目的で、過度に褒めたり、甘い言葉をかけたりすることを指します。しばしば誠実ではない褒め言葉や、下心のある賛辞を表現する際に使われます。また、「似合う」「引き立てる」という意味でも使用されることがあります。
人をおだてる・お世辞を言う (To compliment excessively)
He tried to flatter his boss to get a promotion.
(彼は昇進のために上司にお世辞を言おうとした。)
似合う・引き立てる (To suit or enhance)
This dress really flatters your figure.
(このドレスは本当にあなたのスタイルを引き立てる。)
🕰️ 語源と歴史
「Flatter」は、古フランス語の「flater」に由来し、これは「手のひらで撫でる」「なでつける」という意味を持っていました。さらに遡ると、ゲルマン語系の語根に由来し、「平らにする」「滑らかにする」という概念から発展しました。
14世紀頃に英語に導入され、当初は物理的に「平らにする」という意味で使われていましたが、比喩的に「人の気持ちを良くする」「甘い言葉で撫でるように接する」という意味へと発展しました。現代では主に「お世辞を言う」という意味で使われています。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
flatter | 下心や目的を持ってお世辞を言う。否定的なニュアンスが強い。 |
compliment | 誠実な褒め言葉。相手への敬意や感謝を表す。 |
praise | 功績や行為を公的に称賛する。より正式で客観的。 |
⚡ 対義語 (反対の意味)
関連する対比
お世辞で人を flatter (おだてる) ことは、正直に criticize (批判する) ことや、率直に tell the truth (真実を話す) ことと対照的です。
💬 実践的な例文
She knew he was only flattering her to get a favor.
彼女は、彼が自分に頼み事をするためだけにお世辞を言っていることを知っていた。
The politician tried to flatter the voters with empty promises.
その政治家は空約束で有権者にへつらおうとした。
This hairstyle really flatters your face shape.
この髪型は本当にあなたの顔の形を引き立てている。
Don’t try to flatter me—I know my presentation wasn’t that good.
私にお世辞を言わないでください—私のプレゼンがそれほど良くなかったことは分かっています。
The employee was flattering his manager in hopes of getting a raise.
その従業員は昇給を期待して上司にへつらっていた。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. She could tell he was just ______ her to get what he wanted.
解説:
何かを得るために相手に甘い言葉をかけている状況では「flattering (お世辞を言う)」が適切です。
2. That dress really ______ your figure perfectly.
解説:
服装がスタイルを良く見せる場合「flatters (引き立てる)」が正しい表現です。
3. His constant ______ made everyone uncomfortable.
解説:
絶え間ないお世辞は不快感を与えることがあります。「flattery (お世辞)」が正解です。
4. Don’t ______ me—just tell me what you really think.
解説:
お世辞ではなく本音を聞きたい場面では「flatter (お世辞を言う)」が適切です。
5. The salesperson was ______ the customer to make a sale.
解説:
販売員が売上を上げるために顧客にお世辞を言う状況では「flattering」が正解です。