「gilded で輝く外見も、真の価値は中身にあり」
📚 意味と用法
gilded は、形容詞として主に二つの意味で使われます。一つは、文字通り「金箔を貼った」「金色の」「金めっきした」という意味で、物理的に金で装飾されたものを表します。もう一つは、比喩的に「外見だけ美しい」「見かけ倒しの」という意味で、表面的な豪華さの裏に問題や欠陥があることを暗示します。
文字通りの意味 (Literal meaning)
The gilded frame made the painting look more elegant.
(金箔を貼った額縁が絵画をより優雅に見せた。)
比喩的な意味 (Figurative meaning)
Despite its gilded reputation, the company was struggling financially.
(金ピカの評判にもかかわらず、その会社は財政的に苦しんでいた。)
🕰️ 語源と歴史
「Gilded」は、動詞「gild」(金箔を貼る、金めっきする)の過去分詞形から生まれた形容詞です。「gild」は古英語の「gyldan」に由来し、さらに遡ると印欧語根の「*ghel-」(輝く、黄色い)に行き着きます。
比喩的な使用法は19世紀後半に発達し、特に「Gilded Age」(金ぴか時代、1870年代-1900年頃のアメリカの経済成長期)という表現で知られるようになりました。この時代は表面的な繁栄の裏に社会的不平等があったことから、「見た目だけ豪華」という意味が定着しました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
gilded | 金箔を貼った、または表面的な豪華さを指す。 |
golden | 金色の、または価値ある・すばらしいという意味もある。 |
gold-plated | 技術的に金めっきされたものを指し、より具体的。 |
⚡ 対義語 (反対の意味)
関連する対比
gilded (金ぴかの、見かけ倒しの)ものは、genuine (本物の)価値や authentic (真正な)品質とは対照的です。
💬 実践的な例文
The gilded mirror in the antique shop caught everyone’s attention.
アンティークショップの金箔を貼った鏡が皆の注目を引いた。
The gilded age of the internet boom ended with the market crash.
インターネットブームの金ぴか時代は市場崩壊で終わった。
She lived in a gilded cage, wealthy but restricted in her freedom.
彼女は金ぴかの檻の中で暮らしていた—裕福だが自由を制限されて。
The artist spent hours creating the intricate gilded design on the ceiling.
芸術家は天井に複雑な金箔デザインを作るのに何時間も費やした。
Behind the gilded façade of success, the company was facing serious problems.
成功の金ぴかの外観の裏で、会社は深刻な問題に直面していた。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. The palace’s ______ dome sparkled in the sunlight.
解説:
太陽光で輝いているドームを表現するには「gilded(金箔を貼った)」が最適です。
2. The 1920s are often called the ______ age of jazz.
解説:
1920年代は繁栄の時代として「gilded age(金ぴか時代)」と呼ばれます。
3. What does “gilded” suggest when used figuratively?
解説:
比喩的に使われる場合、「gilded」は表面的な美しさや見かけ倒しを暗示します。
4. The antique ______ frame was worth more than the painting itself.
解説:
アンティークで絵画より価値のある額縁は「gilded(金箔を貼った)」が適切です。
5. Which word is closest in meaning to “gilded” when referring to appearance?
解説:
外観について言及する場合、「gilded」は「ornate(装飾された)」に最も近い意味です。