「開かれた手のように、trusting な心は他者との繋がりを育みます」
📚 意味と用法
trusting は、形容詞として、他人や物事の誠実さ、能力、真実性などを「信じやすい」「疑わない」という性質を表します。動詞 “trust” の現在分詞形でもあり、「信頼している」という能動的な状態を示すこともあります。一般的に純粋さ、時には世間知らずといったニュアンスを含むことがあります。
人を信じやすい性質
She has a very trusting nature and believes whatever people tell her.
(彼女は非常に人を信じやすい性格で、人が言うことを何でも信じてしまう)
信頼している状態
He looked at her with trusting eyes, confident in her support.
(彼は彼女の支援を確信し、信頼に満ちた目で彼女を見た)
🕰️ 語源と歴史
「Trusting」は動詞「trust」の現在分詞形から派生した形容詞です。「Trust」の語源は、古ノルド語の「traust」(信頼、自信、強さ、避難所)に遡ります。
これはゲルマン祖語の「*traustaz」に由来し、「強い」「堅固な」といった意味合いを持っていました。中英語期に「trusten」として英語に入り、「信頼する」「頼る」という意味で使われるようになりました。
「Trusting」という形容詞は、この「信頼する」という動詞の性質を持つ人や態度を表す言葉として定着しました。
📋 品詞と関連語
Trusting の品詞
品詞 | 意味 | 発音 |
---|---|---|
形容詞 | 信頼している、人を信じやすい | ˈtrʌstɪŋ |
動詞 (trustの現在分詞) | 信頼している | ˈtrʌstɪŋ |
関連語
- Trust (名詞) – 信頼、信用、委託
Trust is the foundation of any good relationship.
- Trust (動詞) – ~を信頼する、信用する
I trust his judgment completely.
- Trustworthy (形容詞) – 信頼できる、当てになる
He is a trustworthy employee.
- Distrust (名詞・動詞) – 不信(する)
There was a growing distrust between the two parties.
🔄 類義語
類義語のニュアンスの違い
trusting | 一般的に人を信じる傾向がある。必ずしも否定的ではない。 |
credulous | 証拠がなくてもすぐに信じ込み、しばしば騙されやすいことを示唆。 |
naive | 経験不足からくる純粋さ、世間知らず。必ずしも騙されやすさだけを指すわけではない。 |
⚡ 反対語
注意点
Trusting は肯定的な文脈(純粋さ、信頼関係)でも使われますが、度を越すと「騙されやすい」「世間知らず」という否定的なニュアンスを帯びることがあります。文脈によって意味合いが変わるため注意が必要です。
(信頼する心は素晴らしいが、あまりにも人を信じすぎると失望につながることがある。)
💬 実践的な例文
Children are often naturally trusting of adults.
子供たちはしばしば自然に大人を信頼するものです。
He had a trusting relationship with his mentor, always valuing her advice.
彼は指導者と信頼しあえる関係を築いており、常に彼女のアドバイスを重んじていた。
Being too trusting can sometimes make you vulnerable to scams.
あまりにも人を信じすぎると、時には詐欺に遭いやすくなることがある。
The lost dog approached the kind stranger with trusting eyes.
迷子の犬は、親切な見知らぬ人に信頼を寄せた目で近づいていった。
After being betrayed, it was hard for her to be trusting of new acquaintances.
裏切られた後、彼女が新しい知り合いを信頼するのは難しかった。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. It’s good to be open, but being overly ________ can lead to being taken advantage of.
解説:
文脈は「利用される」ことにつながる過度な性質を指しており、「trusting」(人を信じやすい)が適切です。「suspicious」や「skeptical」は反対の意味合い、「careful」は適切ですが、「overly careful」は文脈に合いにくいです。
2. The little kitten, though a stray, had a ________ gaze as it looked up at the girl offering food.
解説:
野良の子猫が食べ物を提供する少女を見上げる際の視線として、純粋な「trusting」(信頼している)が最も適しています。「fearful」(恐れている)も可能性はありますが、文脈上、食べ物を提供されている状況では「trusting」がより自然です。
3. “Trusting” is an adjective derived from the verb “trust,” which originally meant ________ in Old Norse.
解説:
語源セクションで説明した通り、古ノルド語の「traust」は「信頼、自信、強さ」を意味しました。
4. A synonym for “trusting,” especially when it implies being easily fooled, is ________.
解説:
「trusting」が「騙されやすい」という意味合いを持つ場合、類義語として「credulous」が適切です。「skeptical」は反対語、「wise」「experienced」は異なる性質です。
5. If you are not ________ of others, you might be described as suspicious or distrustful.
解説:
「suspicious」(疑い深い)や「distrustful」(不信感を抱いている)と表現されるのは、他人を「trusting」(信頼していない)場合です。