「As you sow, so shall you reap. (蒔いたる種は刈らねばならぬ / 自業自得)」
📚 意味と用法
Sown は、動詞 “sow” (ソウ) の過去分詞形です。「(種が)蒔かれた」という意味で、受動態や完了形で使われます。 1. 農業の文脈で、文字通り種が地面に植えられた状態を指します。 2. 比喩的に、考え、噂、不和などの「原因が作られた」「火種が蒔かれた」という状態を表すのに使われます。
種が蒔かれた (Seeds planted)
The fields had been freshly sown with wheat.
(畑には小麦が新しく蒔かれていた。)
原因が作られた (Cause created)
The seeds of doubt had been sown in her mind.
(疑いの種が彼女の心に蒔かれていた。)
🕰️ 語源と歴史
“Sown” は、動詞 “sow” に由来します。”sow” は古英語の “sāwan” (種をまく) から来ており、インド・ヨーロッパ祖語の根 “*sē-” (まく) にまで遡ることができます。この語源は “seed” (種)、”season” (季節、種まきの時期)、”semen” (精液) などとも関連があり、「生み出す」「植え付ける」という広い意味を持っています。
聖書などにも見られるように、古くから「種をまく」という行為は、物事の原因や始まりの比喩として使われてきました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
The seeds of revolution, once sown, are difficult to uproot.
💬 実践的な例文
The fields were sown with corn and barley.
畑にはトウモロコシと大麦が蒔かれていた。
The seeds of discontent have been sown among the workers.
不満の種が労働者たちの間に蒔かれてしまった。
This land has been sown by my family for generations.
この土地は何世代にもわたって私の家族が種を蒔いてきた。
He realized he had sown the seeds of his own downfall.
彼は自らの失脚の種を蒔いてしまっていたことに気づいた。
The ideas sown in childhood can last a lifetime.
子供時代に植え付けられた考えは、一生続くことがある。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. The verb for which “sown” is the past participle is ______.
解説:
「sown」は動詞「sow (種をまく)」の過去分詞形です。
2. The saying “You ______ what you sow” means you must face the consequences of your actions.
解説:
「You reap what you sow (自分のまいた種は自分で刈る)」は有名なことわざで、「reap」は「刈り取る」を意味します。
3. The field was ______ with wildflower seeds.
解説:
畑に野草の種が「蒔かれた」状態なので、過去分詞の「sown」が適切です。
4. He has ______ a passion for music in his children.
解説:
子供たちの心に音楽への情熱の種を「蒔いた(植え付けた)」という比喩的な意味で、完了形の「has sown」が使われます。
5. After the seeds are ______, we must wait for them to grow.
解説:
「種が蒔かれた」後、私たちはそれが育つのを待たなければならない、という文脈なので、受動態の「are sown」が適切です。