英単語解説 – Clasp

Clasp /klɑːsp/

留め金、握りしめること、しっかりと抱く

何かを固定するための留め具。または、手や腕で何かを固く握ったり抱きしめたりする行為。

「A firm clasp of hands can say more than words. – 固い握手は、言葉以上に多くのことを語る」

📚 意味と用法

clasp は、名詞と動詞の両方で使われます。名詞としては、ネックレスやブレスレット、バッグなどを留めるための「留め金」「クラスプ」を指します。また、手で固く握ることや、腕で抱きしめる「抱擁」も意味します。動詞としては、手や腕で何かを「しっかりと握る」「抱きしめる」ことや、留め金で「留める」ことを表します。

留め金 (A fastener)

The clasp on her necklace was broken.

(彼女のネックレスの留め金が壊れていた。)

固く握る (To hold tightly)

She clasped his hand in hers.

(彼女は彼の手を固く握りしめた。)

🕰️ 語源と歴史

「Clasp」は、中英語の `claspen` に由来し、「抱きしめる、握る、留める」といった意味を持っていました。その正確な語源は不明ですが、`clip` や `clamp` といった、何かを「挟む」「固定する」という音やイメージを持つ言葉と関連がある可能性があります。手で固く握るという身体的な行為と、物と物を固定する留め金という道具の両方を、同じ言葉で表現しているのが特徴です。

(語源不明)
claspen (抱きしめる)
clasp
(留め金、握る)

🔄 類義語 (似た意味の言葉)

grip (固く握る)
grasp (つかむ)
hug (抱きしめる)
buckle (バックル、留め金)

⚡ 対義語 (文脈による)

release (放す)
unfasten (外す)
let go (手放す)
open (開ける)

関連する対比

To clasp your hands (手を固く組む) ことは、to release them (それらを放す) ことと反対の動作です。

“She clasped her hands in prayer, and then released them with a sigh.” (彼女は祈りのために手を固く組み、ため息と共にてをほどいた。)

💬 実践的な例文

1

The child clasped her mother’s hand tightly.

その子は母親の手を固く握りしめた

状況: 不安や愛情を示す場面
2

He undid the clasp of his briefcase.

彼は書類かばんの留め金を外した。

状況: バッグを開ける動作
3

She wore a pearl necklace with a diamond clasp.

彼女はダイヤモンドの留め金が付いた真珠のネックレスをしていた。

状況: アクセサリーのデザインを説明する場面
4

The two leaders shook hands in a firm clasp.

両首脳は固い握手を交わした。

状況: 公式な挨拶の場面
5

He clasped the frightened kitten to his chest.

彼は怯えた子猫を胸に抱きしめた

状況: 小さな生き物を保護する場面

🧠 練習問題

以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。

1. A ______ is a fastener on a necklace or a bag.

button
zipper
clasp
knot

解説:

ネックレスやかばんの留め具は「clasp」です。

2. The opposite of to clasp something is to ______ it.

hold
grip
release
grab

解説:

clasp(握る)の対義語は「放す(release)」です。

3. She ______ her hands together in prayer.

opened
waved
clasped
clapped

解説:

祈りの際に手を固く組む様子は clasped で表現されます。

4. A synonym for clasp is to ______.

drop
grip
throw
push

解説:

claspの類義語として「固く握る(grip)」があります。

5. The baby ______ his father’s finger.

let go of
pushed
clasped
dropped

解説:

赤ちゃんが父親の指を「しっかりと握った」という文脈です。