【regain – 取り戻す】

【regain – 取り戻す】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「regain」という単語は、ラテン語の「re-」という接頭辞と「gagnare」(得る、勝つ)から派生しています。ラテン語の「re-」は「再び」や「後に」を意味し、「gain」(得る、手に入れる)は古フランス語から来ています。つまり、「regain」は「再び得る」や「取り戻す」という意味になります。この単語は中世英語に取り入れられ、現在の形になりました。歴史的には、戦争や紛争で失われた領土や資源を「regain」することが頻繁に語られ、個人レベルでも失った地位や名誉を「regain」するという文脈で使われてきました。現代においても、健康、財産、信頼関係など、様々な文脈で「regain」という言葉が使用され、その意味は変わらず「失ったものを再び手に入れる」というニュアンスを持ち続けています。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語:
    • Recover – 回復する、取り戻す
    • Retrieve – 取り戻す、回収する
    • Reclaim – 取り戻す、再請求する
    • Recapture – 奪回する、再び捕らえる
  • 反対語:
    • Lose – 失う、失敗する
    • Surrender – 降伏する、放棄する
    • Relinquish – 放棄する、譲る
    • Abandon – 放棄する、見捨てる

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

「regain」に似た単語として「retain」(保持する)があります。両者は意味が異なりますが、音が似ているため混同されやすいです。「retain」は既に持っているものをそのまま保持することを意味し、「regain」は一度失ったものを再び手に入れることを意味します。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「regain」という単語は、スポーツの世界でよく使われます。例えば、長期の怪我から復帰するアスリートは「regain their form」(フォームを取り戻す)と言われます。これは、体力や技術、試合感覚などを再び手に入れることを意味します。2018年、テニス選手のノバク・ジョコビッチが怪我から復帰し、ウィンブルドンと全米オープンで優勝した際、「ジョコビッチがトップフォームを取り戻した」と多くのメディアが報じました。また、ビジネスの世界でも企業が経営不振から回復し、再び市場での地位を取り戻すことを「regain market share」と表現します。これらの例からも分かるように、「regain」は失ったものを再び手に入れるというポジティブな意味合いが強く、挑戦や努力の結果として得られる成果を表現する際に非常に有用な言葉です。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  • She worked hard to regain her strength after the illness.
    • 彼女は病気の後、体力を取り戻すために懸命に努力した。
  • He is determined to regain his lost reputation.
    • 彼は失った評判を取り戻すことを決意している。
  • The team needs to regain its confidence after the recent defeats.
    • チームは最近の敗北の後、自信を取り戻す必要がある。
  • She managed to regain her composure after the shocking news.
    • 彼女はショックなニュースの後、冷静さを取り戻すことができた。
  • The country is struggling to regain economic stability.
    • 国は経済の安定を取り戻すために奮闘している。