
【cemetery – 墓地】
【cemetery – 墓地】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「cemetery」という言葉は、ギリシャ語の「koimeterion」(眠る場所)に由来しています。この言葉は、キリスト教の影響を受けて、「墓地」を意味するようになりました。「koimeterion」は「koiman」(眠る)という動詞から派生しており、墓地を眠りの場所としてとらえる考え方が反映されています。
古代ギリシャやローマでは、死者を弔うための場所は「ネクロポリス」(死者の街)と呼ばれていました。これは都市の外に設けられた大規模な墓地のことです。一方で、初期のキリスト教徒は墓地を「koimeterion」と呼び、死者の復活を信じる信仰から、墓地を単なる埋葬の地ではなく、再び目覚めるための一時的な眠りの場所と見なしていました。
ラテン語では「cemetarium」となり、これが中世ラテン語を経て、フランス語の「cimetière」となりました。そして、英語に「cemetery」として取り入れられました。英語において「cemetery」という言葉が使われ始めたのは14世紀頃からであり、それまでは「graveyard」という言葉が一般的でした。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語:
- graveyard(墓地)
- burial ground(埋葬地)
- necropolis(ネクロポリス、死者の街)
- memorial park(記念公園)
- churchyard(教会墓地)
- 反対語:
- playground(遊び場)
- park(公園)
- mall(ショッピングモール)
- living quarters(居住区)
- city square(市広場)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
似た単語で間違いやすいものとしては、「graveyard」や「churchyard」があります。
- graveyard:墓地。一般的には教会に隣接しない墓地を指します。
- churchyard:教会墓地。教会の敷地内にある墓地を指します。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「cemetery」にまつわるエピソードとして、アーリントン国立墓地(Arlington National Cemetery)が挙げられます。アメリカ合衆国バージニア州に位置するこの墓地は、アメリカ国内外での軍事任務で命を落とした兵士たちの最終的な安息の地として有名です。
アーリントン国立墓地の歴史は、南北戦争中の1864年にまで遡ります。当初、南軍のロバート・E・リー将軍の妻メアリー・カスティス・リーが所有していた土地に、北軍が墓地を設置したのが始まりです。この土地はアーリントン・ハウスと呼ばれ、ワシントンD.C.を見渡す高台に位置しています。
墓地には、約400,000人以上の兵士とその家族が埋葬されており、ジョン・F・ケネディ大統領を含む多くの著名な人物が眠っています。墓地内には、無名戦士の墓(Tomb of the Unknown Soldier)もあり、アメリカ軍のすべての紛争で命を落とした身元不明の兵士たちを記念しています。
無名戦士の墓では、昼夜を問わず警備が行われており、厳粛な儀式が執り行われます。この儀式は、アメリカ合衆国の自由と平和のために命を捧げたすべての兵士たちへの感謝と敬意を表しています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- We visited the cemetery to pay our respects to our ancestors.
- 私たちは先祖に敬意を表するために墓地を訪れました。
- The cemetery was quiet and peaceful at dusk.
- 夕暮れ時の墓地は静かで穏やかでした。
- Many old trees line the paths of the cemetery.
- 多くの古い木々が墓地の道を囲んでいます。
- They laid flowers on the graves at the cemetery.
- 彼らは墓地の墓に花を捧げました。
- The cemetery is located on a hill overlooking the town.
- 墓地は町を見渡す丘の上にあります。