【inability – 不能】
【inability – 不能】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「Inability」という単語は、「in-」(否定を表す接頭辞)と「ability」(能力)から成り立っています。この語はラテン語に由来し、具体的には「in-」は「否定」や「反対」を意味し、「ability」はラテン語の「habilitas」に由来し、「適性」や「能力」を意味します。「Inability」は中世英語において「inabilite」または「inabilite」として使われ、次第に現在の形に変化しました。
「Ability」の部分は、ラテン語の「habilis」(適した、容易に扱える)に由来し、この語が「able」(〜できる)の元になっています。この「in-」の接頭辞が付くことで「〜できない」という意味を持ち、「inability」という形になりました。つまり、「能力がない」や「できないこと」を意味します。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語:
- Incapacity – 無力
- Ineptitude – 不適応
- Incompetence – 無能
- Weakness – 弱さ
- Disability – 障害
- 反対語:
- Ability – 能力
- Capability – 能力
- Competence – 有能
- Proficiency – 熟練
- Skillfulness – 熟達
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- Disability – 「障害」という意味で、身体的または精神的な機能が制限されることを指します。機能的な制限を意味する場合に使われます。
- Incapacity – 「無力」という意味で、特定の状況やタスクに対する能力がないことを指します。法的な無力状態を指すこともあります。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「Inability」という単語にまつわるエピソードとしては、歴史的に有名なエジソンのエピソードが挙げられます。トーマス・エジソンは小学校で「学習障害」があるとされ、教師から「学習不能」と見なされていました。彼の「学習不能(inability to learn)」は、教師によって誤解されていたため、彼の母親が学校から彼を退学させ、自宅で教育を施すことに決めました。
エジソンの母親は、彼が特別な才能を持っていると信じ、彼の好奇心や実験への情熱を支援しました。この支援のおかげで、エジソンは後に偉大な発明家となり、多くの重要な発明を成し遂げました。エジソン自身も、「失敗」と見なされた数々の実験を「inability」と捉えず、「成功への過程」として捉えていました。この視点が、彼の成功に大きく寄与したと言われています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- His inability to swim kept him from joining the beach trip.
- 彼が泳げないことが彼をビーチ旅行に参加させなかった。
- The inability to communicate effectively can lead to misunderstandings.
- 効果的にコミュニケーションを取れないことが誤解を招くことがある。
- She felt frustrated by her inability to solve the math problem.
- 彼女は数学の問題を解けないことに苛立ちを感じた。
- The company’s inability to adapt to market changes resulted in its decline.
- その会社が市場の変化に適応できなかったことが衰退の原因となった。
- Due to his inability to attend the meeting, we had to reschedule it.
- 彼が会議に参加できなかったため、我々は会議の予定を変更せざるを得なかった。