
【dock – 波止場、ドック】
【dock – 波止場、ドック】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「dock」という単語は、中英語の「dokke」に由来し、さらに古英語の「docc」に遡ります。これらはともに「船を繋ぐ場所」や「港」を意味しました。語源はゲルマン語派の言葉で、同様の意味を持つオランダ語の「dok」やドイツ語の「Dock」も同じルーツを持っています。波止場やドックは船舶の停泊や貨物の積み降ろしのための施設として、古くから港湾都市で重要な役割を果たしてきました。特に産業革命以降、商業活動の中心としての役割が増し、現在でも世界中の港でその名残を見ることができます。言葉自体も、各国語に取り入れられ、海運業や貿易の発展と共に広まりました。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語
- pier – 桟橋
- wharf – 埠頭
- quay – 波止場
- harbor – 港
- marina – マリーナ
- 反対語
- sea – 海
- ocean – 大洋
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- Duck(アヒル): 「Dock」と「Duck」はスペリングが似ているため混同されやすいが、意味は全く異なる。Dockは波止場やドックを意味するが、Duckは鳥のアヒルを意味する。
- Deck(デッキ): DockとDeckも音が似ているが、Deckは船の甲板を指し、Dockは波止場を指す。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
波止場やドックは、人類の歴史において非常に重要な役割を果たしてきました。古代から近代に至るまで、貿易や交通の要所として機能し、多くの文化や技術の交流を促進してきました。例えば、イギリスのロンドンにあるセントキャサリン・ドックは、1828年に開設され、19世紀のイギリス帝国の商業活動の中心地として栄えました。ここでは世界中から様々な商品が運び込まれ、倉庫に保管されました。その後、鉄道やトラック輸送の発展により、波止場の役割は変わりつつありますが、現在でも観光名所や商業施設として利用されることが多いです。また、波止場は多くの文学作品や映画の舞台としても登場し、冒険やロマンの象徴として描かれることが多いです。例えば、ハーマン・メルヴィルの「白鯨」や、映画「オン・ザ・ウォーターフロント」は、波止場を舞台にした名作として知られています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The ship was docked at the pier.
- その船は波止場に停泊していた。
- Workers were busy unloading cargo at the dock.
- 労働者たちは波止場で貨物を降ろすのに忙しかった。
- The dock was bustling with activity.
- 波止場は活気に満ちていた。
- Fishermen repaired their nets on the dock.
- 漁師たちは波止場で網を修理していた。
- The dock extends into the bay.
- 波止場は湾に向かって延びている。