【prevalent
– 広く行き渡っている、流行している】
【prevalent – 広く行き渡っている、流行している】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「prevalent」という単語は、ラテン語の「praevalens」から派生しています。「praevalens」は「勝る、優勢である」という意味を持ち、「prae-」(前に)と「valere」(強い、力がある)から構成されています。これが古フランス語の「prevalent」となり、最終的に中世英語を経て現代英語の「prevalent」になりました。この語は、特定の現象や状況が広く行き渡っている、または支配的であることを示すために使用されます。特に、流行や一般的な慣習、病気の蔓延など、社会的な影響が広範に及ぶ場合に使われます。「prevalent」は、科学、医学、社会学などの分野で広く使用され、データや観察に基づいて広範な影響や普及を記述する際に重要な役割を果たしています。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語: widespread (広範囲にわたる), common (一般的な), pervasive (広がる), ubiquitous (至る所にある)
- 反対語: rare (稀な), uncommon (珍しい), infrequent (まれな), isolated (孤立した)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
「prevalent」に似た単語として、「prevailing」(広く行き渡っている、優勢な)がありますが、こちらはより具体的な状況や条件下での支配的な状態を示すことが多いです。また、「pertinent」(適切な、関連する)も発音が似ているため間違いやすいですが、意味は異なります。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「prevalent」にまつわるエピソードとして、歴史的な疫病の広がりが挙げられます。14世紀のヨーロッパでは、ペスト(黒死病)が「prevalent」でした。この病気はヨーロッパ全土に広がり、推定で人口の約三分の一が死亡しました。このペストの蔓延は、都市の衛生状態やネズミの増加によって引き起こされました。当時の医学知識や防疫対策が十分でなかったため、病気は急速に広がり、社会全体に大きな影響を与えました。また、現代においても、新型コロナウイルスのパンデミックは「prevalent」の一例です。ウイルスは短期間で世界中に広がり、多くの人々の生活に大きな変化をもたらしました。このように、「prevalent」という言葉は、歴史的にも現代的にも、特定の現象が広範囲に及ぶ状況を的確に表現するために使用されてきました。そのため、社会的な問題や現象を理解し、対処するために重要な概念となっています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- This type of flu is particularly prevalent during the winter months.
- この種類のインフルエンザは特に冬の間に広く行き渡っています。
- Social media has become prevalent in modern communication.
- ソーシャルメディアは現代のコミュニケーションにおいて広く普及しています。
- Smoking was once prevalent in restaurants, but now it’s banned in many places.
- かつて喫煙はレストランで広く行われていましたが、現在では多くの場所で禁止されています。
- The belief in superstitions is still prevalent in some cultures.
- 迷信への信仰は今でもいくつかの文化で広く行き渡っています。
- Prevalent economic issues like inflation affect many countries worldwide.
- インフレーションのような広く行き渡っている経済問題は、世界中の多くの国に影響を及ぼしています。