【bewilderment – 当惑】

【bewilderment – 当惑】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「bewilderment(当惑)」という言葉は、英語の動詞「bewilder」に由来しています。「bewilder」は、「be-(〜にする)」と「wilder(迷わせる)」が組み合わさったものです。「wilder」は古英語の「wildor」に由来し、もともとは「野生の状態」や「荒野」を意味していました。

この「wildor」が転じて、「道に迷う」や「困惑する」という意味を持つようになりました。したがって、「bewilder」は「迷わせる」「困惑させる」という意味を持つようになり、「bewilderment」はその名詞形として「当惑」や「混乱」を意味するようになりました。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語
    • confusion – 混乱
    • perplexity – 困惑
    • puzzlement – 当惑
    • disorientation – 方向感覚の喪失
    • mystification – 神秘化
  • 反対語
    • clarity – 明瞭
    • understanding – 理解
    • certainty – 確実
    • confidence – 自信
    • assurance – 保証

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

  1. bewilder
    • 「bewilder」は動詞で「当惑させる」を意味します。「bewilderment」とは異なり、行為や状態を示すのではなく、動作を示します。
  2. bewitch
    • 「bewitch」は「魅了する」「魔法をかける」を意味し、「bewilderment」とは意味が異なります。スペルが似ているため混同しやすいですが、全く異なる意味です。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「bewilderment(当惑)」という感情は、文学や映画、日常生活の中で頻繁に登場するテーマです。例えば、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』では、主人公アリスがさまざまな奇妙な出来事に直面し、何度も「bewildered(当惑した)」状態になります。アリスは、現実の論理が通じない奇妙な世界に迷い込み、その都度、自分の知識や常識が通用しないことに戸惑います。このようなアリスの体験は、読者に「bewilderment」という感情を強く共感させます。

また、現実生活においても、新しい環境や状況に直面したときに「bewilderment」を感じることは少なくありません。例えば、新しい仕事に就いたときや、外国に旅行したとき、あるいは急激な技術の進歩に対応しなければならないときなど、人はしばしば混乱し、どう対処すべきかわからなくなることがあります。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. His sudden disappearance left everyone in a state of bewilderment.
    • 彼の突然の失踪は、皆を当惑させた。
  2. The complex instructions caused a lot of bewilderment among the new employees.
    • 複雑な指示は、新しい従業員の間に多くの当惑を引き起こした。
  3. She looked around in bewilderment, unsure of where to go.
    • 彼女はどこへ行けばいいのかわからず、当惑して周りを見回した。
  4. The changes in the company’s policies led to bewilderment among the staff.
    • 会社の方針の変更は、スタッフの間に当惑をもたらした。
  5. His behavior at the meeting was a source of great bewilderment to his colleagues.
    • 会議での彼の行動は、同僚にとって大きな当惑の原因となった。