【manifestly – 明白に】
【manifestly – 明白に】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「manifestly」という言葉は、ラテン語の「manifestus」(明白な、明らかな)に由来します。ラテン語の「manus」(手)と「festus」(打つ、触れる)に由来し、直訳すると「手で触れることができる」という意味になります。この語源から、「手に取るように明白な」というニュアンスが生まれました。中英語では「manifest」が「明白な」を意味する形容詞として使われ始め、後に「manifestly」という副詞形が登場しました。つまり、何かが「明白に」見える、理解できるという意味を持つようになりました。この言葉は、時間とともに多くの言語に借用され、同様の意味で使用されるようになりました。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語:
- Clearly (明確に) – 明確に
- Obviously (明らかに) – 明らかに
- Evidently (明白に) – 明白に
- Plainly (はっきりと) – はっきりと
- Transparently (透明に) – 透明に
- 反対語:
- Obscurely (曖昧に) – 曖昧に
- Uncertainly (不確かに) – 不確かに
- Ambiguously (曖昧に) – 曖昧に
- Dubiously (疑わしく) – 疑わしく
- Indistinctly (不明瞭に) – 不明瞭に
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
「manifestly」と「obviously」はしばしば混同されますが、微妙なニュアンスの違いがあります。「manifestly」は「明白に」という意味で使われ、通常は論理的で証拠に基づく明白さを示します。一方、「obviously」は「明らかに」と訳され、視覚的または直感的に明らかであることを意味します。また、「manifestly」と「clearly」も同様に混同されやすいですが、「clearly」はより一般的に使われ、「はっきりと」や「明確に」という意味を持ちます。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「manifestly」という言葉は、法律や哲学の文脈でしばしば使用されます。例えば、法律の世界では、ある事実や証拠が「manifestly clear」であることが裁判官や陪審員にとって重要です。これは、その証拠が非常に明確であり、疑う余地がないことを示しています。このような状況では、裁判官は「manifestly unjust」(明白に不公平な)判決を避けるために、証拠の評価に慎重を期します。
また、哲学の分野では、「manifestly」という言葉は、真実や現実の明白さを論じる際に使用されます。哲学者たちは、ある主張が「manifestly true」(明白に真実)であるかどうかを議論し、それが人々の理解や認識にどのように影響を与えるかを考察します。デカルトの「我思う、ゆえに我あり」(Cogito, ergo sum)という有名な言葉も、存在の明白な証明として「manifestly true」であるとされています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The instructions were manifestly clear, so everyone understood them easily.
- 指示は明白に明確であったので、誰もが容易に理解した。
- She was manifestly upset by the news and could not hide her emotions.
- 彼女はそのニュースに明白に動揺し、感情を隠すことができなかった。
- The evidence was manifestly insufficient to convict the suspect.
- 証拠は明白に不十分で、容疑者を有罪にするには至らなかった。
- He manifestly lacks the experience required for this job.
- 彼はこの仕事に必要な経験が明白に不足している。
- The artist’s talent is manifestly evident in his latest works.
- その芸術家の才能は最新の作品に明白に表れている。