
【rout – 完敗】
【rout – 完敗】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「rout」という言葉は、古フランス語の「route」から派生しており、これは「退却」や「敗走」を意味します。さらに遡ると、ラテン語の「rupta(壊れたもの)」に由来し、「破裂する」や「崩壊する」という意味を持っています。中世の戦場では、軍隊が完全に打ち負かされ、無秩序に逃げ出す状態を「rout」と呼びました。17世紀以降、この言葉は軍事用語から転じて、一般的な「完敗」や「大敗」を表す言葉として英語で使われるようになりました。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語:
- defeat(敗北)
- overthrow(打倒)
- trouncing(打ち負かすこと)
- collapse(崩壊)
- 反対語:
- victory(勝利)
- triumph(大勝)
- win(勝つこと)
- success(成功)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- defeat
- 「defeat」と「rout」はどちらも敗北を意味しますが、「rout」は特に大規模で完全な敗北を指すことが多く、より強い意味合いを持ちます。「defeat」は一般的な敗北を指しますが、必ずしも壊滅的な敗北ではありません。
- retreat
- 「retreat」は「退却」を意味し、軍隊や個人が戦略的に後退することを指す場合があります。「rout」は、無秩序でパニック状態の退却を伴う完全な敗北を意味します。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「rout」という言葉は、歴史的に戦争や戦闘での敗北を表現するために使われてきました。特に有名なのは、ナポレオン・ボナパルトの最後の戦いであるワーテルローの戦い(1815年)です。ここでナポレオンの軍隊は連合軍に対して「rout」に陥り、決定的な敗北を喫しました。この敗北は、ナポレオンの帝国の終焉を告げるものであり、彼自身が二度と権力を取り戻すことはありませんでした。このように、「rout」という言葉は、単なる敗北を超えて、決定的かつ取り返しのつかない敗北を象徴するものとして使われるようになりました。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The team suffered a rout in the final match, losing by 30 points.
- チームは決勝戦で完敗し、30点差で敗れました。
- The army’s rout was so complete that they fled the battlefield in panic.
- 軍隊は完全に敗北し、戦場から慌てて退却しました。
- The politician’s campaign ended in a rout, with his opponent winning by a landslide.
- 政治家の選挙運動は完敗に終わり、対立候補が圧勝しました。
- The company’s rout in the market led to a significant drop in its stock price.
- 会社が市場で完敗したことで、株価が大幅に下落しました。
- The rout of the defending champions shocked the sports world.
- 防衛チャンピオンの完敗はスポーツ界に衝撃を与えました。