
【crafty – 狡猾な】
【crafty – 狡猾な】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「crafty」という言葉は、古英語の「cræftig(技能のある、賢い)」に由来します。この「cræftig」は、技術や能力を意味する「craft」に接尾辞「-y」が付いた形です。中世英語では、この言葉が徐々に「狡猾な」「ずる賢い」という意味を持つようになり、特に計略や策略に長けていることを表すようになりました。「craft」自体は、創造的な技術や職人技を指す言葉として現在も使われていますが、「crafty」は、巧妙さやずる賢さを強調する言葉として使われるようになりました。この変遷により、「crafty」は単なる技術や賢さを超えた、目的を達成するための狡猾な手法を表す言葉として現代に至っています。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語:
- cunning(狡猾な)
- sly(ずるい)
- wily(狡猾な)
- devious(策略的な)
- 反対語:
- straightforward(率直な)
- honest(正直な)
- naive(素直な)
- gullible(騙されやすい)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- cunning
- 「cunning」は「crafty」と非常に似ていますが、より巧妙で抜け目のない性質を強調します。「crafty」は、計略を用いる狡猾さをより強調することが多いです。
- sly
- 「sly」は「crafty」と同様に狡猾さを意味しますが、より隠密でこそこそした印象を持つことがあります。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「crafty」という言葉は、しばしば古典文学や神話に登場するキャラクターを描写するのに使われます。特に有名なのは、ギリシャ神話のオデュッセウスです。彼は「crafty」として知られており、トロイの木馬の計略でトロイア戦争を終わらせたことで有名です。オデュッセウスの計画は、敵を巧みに騙すための策略の典型例とされ、彼の知恵と狡猾さを象徴するものとなっています。このように、「crafty」という言葉は、単なるずる賢さだけでなく、知恵と策略を駆使して目的を達成する能力をも含んでいます。また、文学や物語においては、「crafty」という性質はしばしば主人公や敵役の特徴として描かれ、ストーリーに緊張感や興味を与える重要な要素となっています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The detective admired the thief’s crafty tactics.
- 探偵は泥棒の狡猾な戦術に感心しました。
- She gave a crafty smile before revealing her plan.
- 彼女は計画を明かす前に狡猾な笑みを浮かべました。
- The politician was known for his crafty manipulation of the media.
- その政治家はメディアを狡猾に操作することで知られていました。
- The fox is often depicted as a crafty animal in fables.
- キツネは寓話の中でしばしば狡猾な動物として描かれます。
- He made a crafty move to secure the deal.
- 彼は取引を確保するために狡猾な手を打ちました。