【abreast – 並んで】
【abreast – 並んで】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「abreast」という言葉は、前置詞「a-」と「breast(胸)」から成り立っています。「breast」は体の前面を指し、「abreast」は「胸を並べて」という意味から、「並んで」や「遅れずに」という意味へと発展しました。もともとは物理的に人や物が並んでいる様子を表していましたが、現代では情報や進展に対して「遅れずについていく」という比喩的な意味でも使われます。この単語は中世英語に由来し、もともと戦闘時に兵士が胸を並べて進むことを指していました。「abreast」は、位置的な意味だけでなく、時代に遅れないように情報を常にアップデートしている状態を表す言葉としても用いられるようになりました。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語:
- alongside(並んで)
- in line(同列に)
- shoulder to shoulder(肩を並べて)
- up-to-date(最新の)
- 反対語:
- behind(後ろに)
- lagging(遅れて)
- outdated(時代遅れの)
- out of touch(時代に合わない)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- alongside
- 「alongside」は「並んで」や「一緒に」という意味ですが、より広く「近くに」という意味でも使われることがあります。「abreast」は主に物理的・比喩的に「並んで」いることや「遅れずに」ついていくことを強調します。
- beside
- 「beside」も「横に」を意味しますが、「abreast」は「並んで同じ速度や位置で」というニュアンスが強いです。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「abreast」という言葉は、特に軍事や海洋に関連する文脈でよく使われていました。例えば、18世紀の海戦では、艦船が「abreast(横に並んで)」進むことで攻撃態勢を整えていました。また、歩兵部隊も戦列を組んで「abreast」で進み、敵に対して均等に戦力を分散させました。現代においては、この「並んで進む」という概念が転じて、ビジネスや技術の分野でも「abreast of the latest developments(最新の動向に遅れないように)」という形で使われるようになりました。情報化社会では、進歩に遅れないように最新情報を常にキャッチアップすることが重要であり、そのため「abreast」という言葉は、日常生活でも頻繁に使われるようになっています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The two friends walked abreast along the beach.
- 二人の友人は海岸を並んで歩いた。
- Stay abreast of the latest news to stay informed.
- 最新のニュースを把握して情報に遅れないようにしなさい。
- The soldiers marched abreast during the parade.
- 兵士たちはパレードで並んで行進した。
- The cars were driving abreast on the highway.
- 車が高速道路で並んで走っていた。
- We need to keep abreast of changes in the industry.
- 業界の変化に遅れないようにしていかなければならない。