【grate – すりおろす】
【grate – すりおろす】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「grate」という言葉は、ラテン語の「grattare」(引っかく)に由来し、そこから古フランス語の「grater」(削る、すりおろす)を経て英語に取り入れられました。もともと「grattare」は「擦る」や「こする」という意味を持ち、何かを摩擦して削り取る動作を指していました。英語においては主に食材を細かくするためにおろし金で削る行為に使われるようになりました。また、物理的な「すりおろす」以外にも、音が「耳に触る」や人の感情を「逆なでする」という比喩的な意味でも使われます。特に音や感覚に対して不快な影響を与える場面で「grate」という言葉が使用されることがあり、これはもともとの「引っかく」という動作から派生した比喩的な意味と言えます。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語:
- shred(細かく刻む)
- rasp(すりおろす)
- grind(粉に挽く)
- scrape(削る)
- 反対語:
- slice(薄く切る)
- chop(刻む)
- cube(角切りにする)
- dice(さいの目に切る)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- shred
- 「shred」は「grate」と似た意味で、細かく切り刻むことを指しますが、すりおろすというよりも「細長く裂く」イメージが強いです。特にキャベツやチーズなどを細かくする際に使われますが、すりおろす動作とは異なります。
- grind
- 「grind」は「grate」と同様に材料を細かくすることを意味しますが、「挽く」や「粉にする」というニュアンスがあり、すり鉢やミルなどで行う作業を指します。「grate」は表面を削る動作により近いです。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「grate」という言葉は、料理の場面で頻繁に登場する単語ですが、特にチーズや野菜、ショウガなどの食材を細かくするために使われます。チーズをすりおろす「grater」は、16世紀にフランスで発明されたとされています。当時、チーズが固くなって食べにくくなったときに、この道具を使って細かくすることで、食材を無駄にしない工夫がなされました。また、今日では料理以外にも「grate」という言葉は感覚的な不快感を表現する際にも使われ、「His voice grated on my nerves」(彼の声は私の神経に触る)などと比喩的に使われることもあります。このように、物理的な動作と感覚的な影響の両方を表現できる便利な単語として、多くの文脈で活用されています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- She grated some cheese for the pizza.
- 彼女はピザ用にチーズをすりおろした。
- The recipe calls for grated ginger.
- レシピにはすりおろしたショウガが必要だ。
- Be careful when you grate the carrots, so you don’t cut your fingers.
- 指を切らないように、ニンジンをすりおろすときは気をつけてください。
- You need to grate the lemon zest for extra flavor.
- 風味を加えるためにレモンの皮をすりおろす必要があります。
- I prefer to grate the vegetables rather than chop them.
- 私は野菜を刻むよりもすりおろす方が好きです。