【discrimination – 差別】

【discrimination – 差別】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「discrimination」は、ラテン語の「discriminare」(区別する、分ける)から派生し、さらに「dis」(分離)と「cernere」(見分ける)から成り立っています。最初は識別や区別の意味で使われていましたが、19世紀頃から偏見に基づく差別的扱いを指す言葉となりました。今日では、主に人種、性別、宗教などに基づく不当な扱いを指し、平等を求める運動において重要な用語とされています。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語:
    • prejudice(偏見)
    • bias(偏り)
    • inequality(不平等)
  • 反対語:
    • equality(平等)
    • impartiality(公平)
    • fairness(公正)

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

「discrimination」と「prejudice」は似ていますが、「discrimination」は不当な扱いや区別を意味し、「prejudice」は先入観や偏見の感情そのものを指します。また、「bias」は意識的、無意識的な偏りを指し、必ずしも不当な扱いを伴わない場合があります。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「discrimination」は歴史的に大きな影響を与え、特に人種差別や性差別、宗教的偏見は社会問題として扱われてきました。例えば、アメリカの公民権運動では、黒人の権利獲得と人種差別の撤廃を求める声が高まりました。この運動によって法的に差別が禁止され、多様性と平等の意識が広まりました。しかし、今でも様々な形での差別が残っており、教育や法整備、意識改革が求められています。「discrimination」という言葉は、単なる不当な扱いだけでなく、人々の価値観や権利について考えさせる重要な概念として、現代社会において重要なテーマの一つです。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. Discrimination based on race is illegal in many countries.
    人種に基づく差別は多くの国で違法です。
  2. The company implemented policies to prevent discrimination in the workplace.
    その会社は職場での差別を防ぐための方針を実施しました。
  3. She has faced discrimination due to her gender in her career.
    彼女はキャリアにおいて性別による差別を受けてきました。
  4. Many organizations are working to end discrimination.
    多くの組織が差別をなくすために取り組んでいます。
  5. Discrimination affects both individuals and society as a whole.
    差別は個人にも社会全体にも影響を及ぼします。