【cement − セメント】

【cement − セメント】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「cement」はラテン語の「caementum(粗い切石)」に由来し、「caedere(切る)」から派生しています。中世フランス語「ciment」を経由して英語に取り入れられました。当初は建設材料としての接着剤や石粉を指していましたが、現在では主にコンクリートや建設用の結合材を意味します。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語:
    • concrete(コンクリート)
    • adhesive(接着剤)
    • binder(結合材)
  • 反対語:
    • dissolvent(溶剤)
    • separator(分離剤)

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

「cement」と「concrete」は混同されやすいですが、異なるものです。「cement」は結合材そのものを指し、「concrete」はセメント、水、砂利、砂を混ぜて作られる材料です。また、「cement」と「mortar」も異なり、「mortar」はセメントに砂と水を加えたもので主にレンガやブロックの接合に使われます。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

セメントは古代ローマ時代から使用されてきましたが、現代的なセメントの発明は1824年の「ポートランドセメント」に遡ります。このセメントは石灰石と粘土を焼き、粉砕して作られたもので、名前の由来はポートランド石という石材に似ているからです。その発明により、建築技術は飛躍的に進歩し、現代のインフラ構築に欠かせない材料となりました。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. The workers mixed the cement to build the foundation of the house.
    作業員たちは家の基礎を作るためにセメントを混ぜました。
  2. They used cement to repair the cracks in the wall.
    彼らは壁のひび割れを修理するためにセメントを使いました。
  3. Trust is the cement that holds strong relationships together.
    信頼は強い関係を維持するセメントのようなものです。
  4. The treaty was meant to cement the alliance between the two countries.
    その条約は両国の同盟を強化するためのものでした。
  5. Wet cement is poured into molds to create concrete structures.
    湿ったセメントは型に流し込まれ、コンクリート構造物が作られます。