【par – 同等、同格】

【par – 同等、同格】という単語の語源とか由来を知っていますか?

parという単語は、ラテン語のpar(同じ、等しい)に由来しており、英語には14世紀に入ってきました。この単語は、もともとは「等しい」「同じ価値を持つ」という意味で使われ、特に「価値が同等である」といったニュアンスを持っていました。ゴルフの用語において「par」は、あるホールで標準的なスコアを意味します。これも「標準」「平均的な」ものを示すため、parの本来の意味が活かされた例です。また、金融やビジネスの分野でも、ある価値やレベルが平均的または基準と同じであることを指す際にparが使われます。このように、parはさまざまな文脈で「等しい」「基準を満たす」という意味を表し、広く使われるようになりました。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語
    • equal(等しい)
      ・何かが他のものと同じ価値やレベルであること。
    • equivalent(同等の)
      ・価値や意味が同じであること、対等であること。
    • comparable(比較可能な)
      ・他のものと比較して同じレベルにあること。
    • standard(標準)
      ・基準となるもの、平均的なレベルや状態。
  • 反対語
    • subpar(基準を下回る)
      ・期待される基準や平均値を下回ること。
    • unequal(不平等な)
      ・同等ではない、価値やレベルが異なること。

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

  • par
    ・「同等」「基準」という意味、特にゴルフの用語やビジネスでの評価基準に関連。
  • pair
    ・「2つのもの」や「ペア」を意味し、parとは意味が異なる。
  • peer
    ・「仲間」や「同等の人物」を意味し、似た意味を持つが文脈が異なる。
  • part
    ・「一部分」や「役割」を意味し、parとは全く異なる意味。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

parという単語は、特にゴルフにおいてよく知られています。ゴルフでは、parは「そのホールを平均的なスコアでプレイするための基準」として設定され、各ホールにおける標準的な打数を示します。19世紀後半、ゴルフが発展する中でparの概念が定着し、標準的なスコアを「パー」と呼ぶようになりました。この基準を下回るスコアは「バーディー」(1打少ない)、上回るスコアは「ボギー」(1打多い)と呼ばれ、ゴルフ用語として広まりました。ビジネスや日常会話でも、何かが基準に達していることを示すためにparという言葉が使われるようになり、広く親しまれています。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. The two teams were playing on par with each other.
    ・その2チームは互角に戦っていました。
  2. She was considered to be on par with the best in her field.
    ・彼女は自分の分野で最も優れた人物と同等に見なされていました。
  3. The company’s performance was below par last quarter.
    ・その会社の業績は前四半期、基準を下回っていました。
  4. They were on par with each other in terms of skill.
    ・彼らは技術において同等でした。
  5. The golf course is designed to be a par-72 course.
    ・そのゴルフ場はパー72のコースとして設計されています。

【par – 同等、同格】のコロケーション

  1. On par with: ~と同等で
  2. Above par: 平均以上
  3. Below par: 平均以下
  4. Equal to par: 同等の
  5. Par for the course: 当然の結果
  6. Par value: 額面価格
  7. Par level: 基準水準

文法問題

問題1

He believes that his performance is ________ with the best in the industry.

a) par
b) on par
c) in par
d) at par

解説
正解は b) on par です。「彼は自分のパフォーマンスが業界のトップと同等だと考えている」という文脈では、”on par”(同等)という表現が適切です。


問題2

Her skills are ________ with those of her colleagues.

a) par
b) on par
c) in par
d) at par

解説
正解は b) on par です。「彼女のスキルは同僚たちと同等だ」という文脈では、”on par”(同等)という表現が適切です。


問題3

The new proposal didn’t meet the ________ of the company’s standards.

a) par
b) on par
c) in par
d) at par

解説
正解は a) par です。「新しい提案は会社の基準に達しなかった」という文脈では、”par”(基準、標準)が適切です。


問題4

The athlete’s performance was ________ with the expectations of his coach.

a) par
b) on par
c) in par
d) at par

解説
正解は b) on par です。「その選手のパフォーマンスはコーチの期待と同等だった」という文脈では、”on par”(同等)という表現が適切です。


問題5

The quality of the product is ________ with its high price.

a) par
b) on par
c) in par
d) at par

解説
正解は b) on par です。「その製品の品質は高い価格と同等だ」という文脈では、”on par”(同等)という表現が適切です。