
【authoritative – 権威のある、信頼できる】
【authoritative – 権威のある、信頼できる】という単語の語源とか由来を知っていますか?
authoritativeは、ラテン語のauctoritas(権威、影響力)に由来しています。auctoritasは「権限」や「影響力」といった意味を持ち、auctor(創始者、支持者)から派生した言葉です。auctorは「何かを起こす人、創造する人」といった意味で使われ、これが転じて「影響力を持つ、権限を持つ人物」となりました。この語源から、authoritativeは「権威のある」「信頼できる」という意味を持つ形容詞となりました。英語においては、15世紀頃から使われ始め、特に権力を持つ人物や信頼できる情報源に対して使われるようになりました。例えば、権限を持つリーダーや専門家の意見が「authoritative」とされるのは、この語源に基づいています。現代英語では、信頼性が高く、決定的な影響力を持つものを形容する際に使用されます。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語
- reliable(信頼できる)
・安定した結果を提供する人物や情報に対して使われます。 - credible(信用できる)
・信頼できると認められた情報や証言に使われます。 - trustworthy(信頼できる)
・誠実で信用できる人物や情報を指します。 - dominant(支配的な)
・他者に対して強い影響力を持つ人物や存在に使われます。
- reliable(信頼できる)
- 反対語
- unreliable(信頼できない)
・信頼できない、または結果が予測できない人物や情報を指します。 - questionable(疑わしい)
・信頼性に疑問がある場合に使われます。 - insignificant(重要でない)
・権威や影響力がないことを指します。
- unreliable(信頼できない)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- authoritative vs authoritarian
・authoritativeは信頼できる権威を指し、authoritarianは独裁的、権威主義的な人物を指します。意味は異なるが、両者は発音が似ているため混同しやすいです。 - authoritative vs authentic
・authenticは「本物の」「正真正銘の」という意味で、authoritativeとは異なり、信頼性よりも真実性を重視します。 - authoritative vs author
・authorは「著者」を意味し、authoritativeは権威のある、信頼できるという意味です。これらは言葉として似ているが意味が大きく異なります。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
authoritativeという言葉は、権威や信頼を伴う人物や情報を形容する際に使われます。歴史的には、特に政治家や宗教的指導者などの人物が「authoritative」と見なされてきました。例えば、教会の指導者や王が「authoritative」に見なされるのは、彼らの意見や命令が絶対的に信じられていたからです。しかし、authoritativeは必ずしも権威主義的な意味合いを持つわけではありません。現代では、専門家や学者など、信頼性の高い知識を持つ人物に対しても使われます。例えば、ある科学者が自分の研究成果を発表した際、それが「authoritative」とされることがあります。このように、authoritativeは権威があり、かつその権威が広く認められている人物や情報に対して使われる言葉です。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- She gave an authoritative speech that convinced everyone in the room.
・彼女は部屋にいる全員を納得させる権威のあるスピーチをしました。 - The scientist is an authoritative figure in the field of genetics.
・その科学者は遺伝学の分野で権威のある人物です。 - His authoritative tone made it clear that he was in charge.
・彼の権威のある口調から、彼が責任者であることが明確に伝わりました。 - The book provides an authoritative guide to modern history.
・その本は現代史に関する信頼できるガイドを提供します。 - The judge’s authoritative decision was final.
・裁判官の権威のある決定は最終的なものでした。
【authoritative – 権威のある、信頼できる】のコロケーション
- Authoritative voice: 権威のある声
- Authoritative source: 信頼できる情報源
- Authoritative figure: 権威ある人物
- Authoritative statement: 権威のある声明
- Authoritative guide: 信頼できるガイド
- Authoritative opinion: 権威のある意見
- Authoritative tone: 信頼感のある口調
文法問題
問題1
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The professor’s _____ knowledge on the subject made her the most respected member of the department.
- authoritative
- questionable
- superficial
- unreliable
解答と解説
解答:1. authoritative
解説:
「knowledge on the subject(その分野の知識)」が信頼されることを強調する文脈から、「authoritative(権威のある、信頼できる)」が最適です。「questionable(疑わしい)」、「superficial(表面的な)」、「unreliable(信頼できない)」は信頼性を示さないため適切ではありません。
問題2
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The judge gave an _____ ruling based on years of experience and legal expertise.
- authoritative
- impartial
- subjective
- erratic
解答と解説
解答:1. authoritative
解説:
「ruling(判決)」が「years of experience and legal expertise(長年の経験と法的専門知識)」に基づいていることを考慮すると、「authoritative(権威のある、信頼できる)」が最も適切です。「impartial(公平な)」も正しいですが、「authoritative」の方がより強調された意味になります。
問題3
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The _____ source confirmed that the documents were authentic and reliable.
- authoritative
- unreliable
- dubious
- unknown
解答と解説
解答:1. authoritative
解説:
「source(情報源)」が「authentic and reliable(本物で信頼できる)」であることを示す文脈から、「authoritative(権威のある)」が最も適切です。「unreliable(信頼できない)」、「dubious(疑わしい)」、「unknown(不明な)」は信頼性を欠く意味で使われるため、この文には適しません。
問題4
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
Her _____ advice helped many companies avoid costly mistakes during the financial crisis.
- authoritative
- biased
- vague
- irrelevant
解答と解説
解答:1. authoritative
解説:
「advice(アドバイス)」が「helped many companies avoid costly mistakes(多くの企業が高額な失敗を避ける手助けをした)」という点から、信頼できる「authoritative(権威のある)」アドバイスが最適です。「biased(偏った)」、「vague(曖昧な)」、「irrelevant(関係のない)」はこの文脈には適していません。
問題5
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The _____ report was used as the basis for the new policy decisions.
- authoritative
- partial
- unreliable
- trivial
解答と解説
解答:1. authoritative
解説:
「report(報告)」が「used as the basis for the new policy decisions(新しい政策決定の基盤として使用された)」という文脈から、「authoritative(権威のある、信頼できる)」報告が適切です。「partial(偏った)」、「unreliable(信頼できない)」、「trivial(些細な)」は、政策決定の基盤として使用するには不適切です。