
【conflagration – 大火災】
【conflagration – 大火災】という単語の語源とか由来を知っていますか?
conflagrationはラテン語のconflagratio(燃焼、大火災)に由来し、con-(共に)とflagrare(燃える)が組み合わさった言葉です。ラテン語では「全体が燃え上がる」というニュアンスを持ち、火災が広範囲に及ぶ様子を描写するのに用いられました。17世紀に英語に取り入れられ、特に大規模な火災を指す専門用語として使用されるようになりました。その後、比喩的に「激しい戦争や衝突」を表現する場合にも使われることがあります。たとえば、歴史的な戦争や革命が社会に広がる炎のように描かれる際に用いられることがあります。この単語は、火災の物理的な破壊力だけでなく、その影響の広がりや破滅的な性質を強調する際に適しており、詩的な表現や歴史的な記述でもよく見られます。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語
- inferno(地獄、大火災)
・激しい炎や広範囲な火災を強調する。 - blaze(炎、火事)
・燃え盛る炎を指す一般的な語。 - firestorm(火災旋風)
・火災が強風を伴う場合に用いられる語。 - holocaust(大虐殺、大火災)
・壊滅的な火災や大量破壊を意味する。
- inferno(地獄、大火災)
- 反対語
- extinguishment(消火)
・火を消す行為や状態を指す。
- extinguishment(消火)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- configuration
・「構成、形状」という意味で、スペルが似ていますが全く異なる意味です。 - conflation
・「融合、合成」という意味で、特に概念や考えの統合を指します。 - combustion
・「燃焼」を意味し、化学的な燃え方を指しますが、規模の大きさは暗示しません。 - immolation
・「焼身、犠牲」を意味し、火による儀式的な犠牲を示します。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
conflagrationという単語は、大火災が歴史や文学で持つ重大な役割を思い起こさせます。例えば、1666年の「ロンドン大火」は、短期間でロンドン市内の大部分を焼き尽くし、数万人をホームレスにしましたが、その後の都市計画や建築基準の改善につながる契機となりました。また、文学では火災が変化や破壊を象徴するモチーフとして頻繁に用いられます。例えば、レイ・ブラッドベリの小説『華氏451度』では、火災が自由や知識の破壊を象徴します。一方で、火災を「新たな始まり」の象徴としても解釈できます。焼き尽くされた後に再建された都市や社会は、古いものを捨てて新しいものを生み出す力を示しています。このように、conflagrationはただの災害以上に、歴史的、象徴的な重みを持つ言葉です。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The conflagration destroyed hundreds of homes in the small town.
・その大火災はその小さな町で何百軒もの家を焼き尽くしました。 - A careless act can lead to a devastating conflagration in dry seasons.
・不注意な行動が乾燥した季節には壊滅的な大火災を引き起こす可能性があります。 - The museum was heavily damaged in a conflagration last year.
・昨年、博物館は大火災でひどく損害を受けました。 - Firefighters struggled for hours to contain the massive conflagration.
・消防士たちはその大規模な大火災を抑えるために何時間も奮闘しました。 - The novel depicts a historical conflagration that changed the course of the city.
・その小説はその都市の運命を変えた歴史的な大火災を描いています。
【conflagration – 大火災】のコロケーション
- Devastating conflagration: 壊滅的な大火災
- Forest conflagration: 森林火災
- Urban conflagration: 都市火災
- Massive conflagration: 大規模な火災
- Out-of-control conflagration: 制御不能な火災
- Historical conflagration: 歴史的な大火災
- Accidental conflagration: 偶発的な大火災
文法問題
問題1
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The massive _____ destroyed several buildings in the downtown area.
- conflagration
- explosion
- flood
- earthquake
解答と解説
解答:1. conflagration
解説:
「massive(大規模な)」という形容詞と「destroyed several buildings(いくつかの建物を破壊した)」という文脈から、大火災を意味する「conflagration」が正解です。他の選択肢も破壊を伴いますが、火災を特定する言葉としては不適切です。
問題2
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The firefighters worked tirelessly to contain the _____ before it spread further.
- conflagration
- smoke
- spark
- blaze
解答と解説
解答:1. conflagration
解説:
「contain(抑える)」とあるので、規模の大きい火災を意味する「conflagration」が正解です。「smoke(煙)」や「spark(火花)」では火災そのものを示せません。「blaze(炎)」は火災の別名ですが、ここでは大規模火災を強調する文脈に合いません。
問題3
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The museum’s priceless artifacts were lost in the tragic _____.
- conflagration
- storm
- tsunami
- collapse
解答と解説
解答:1. conflagration
解説:
「museum’s priceless artifacts(博物館の貴重な遺物)」と「lost(失われた)」という文脈から、火災での損失を示す「conflagration」が正解です。他の選択肢は、文脈にそぐわない災害や事故を示します。
問題4
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
A small spark in the warehouse quickly turned into a devastating _____.
- conflagration
- ember
- flood
- eruption
解答と解説
解答:1. conflagration
解説:
「small spark(小さな火花)」が「quickly turned into(急速に変わった)」対象として、大火災を意味する「conflagration」が最適です。「ember(燃えさし)」は小規模な火、「flood(洪水)」や「eruption(噴火)」は火災ではありません。
問題5
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The government allocated significant resources to help victims of the _____.
- conflagration
- avalanche
- hurricane
- drought
解答と解説
解答:1. conflagration
解説:
「victims(被害者)」と「significant resources(大きな資源)」がキーとなる語句です。ここでは大火災に苦しむ被害者を指しており、「conflagration」が最適です。他の選択肢は火災以外の災害を指すため不適切です。