
【gust – 突風】
【gust – 突風】という単語の語源とか由来を知っていますか?
gustは、ラテン語のgustus(味、風味)に由来し、この言葉はもともと「風味」や「味覚」を指していました。ラテン語のgustusはgusto(味わう)という動詞と関係があり、元々は食べ物の味を意味するものでした。しかし、この語が後に「急に感じるもの」「突発的な感覚」を表すようになり、特に「突風」という意味で使われるようになったのです。英語においては13世紀頃に登場し、初期は「味わい」や「感覚」として使用されていましたが、15世紀からは「突風」や「突然の風」の意味で使われるようになりました。風の強さや急激さが「風味」や「味わい」のように感じられるという比喩的な解釈がその背景にあります。現代の英語では、gustは主に自然現象の一部として、風が突然強く吹く瞬間を指す言葉として使われています。また、gustは時に気象条件に関連する語として、突風、強風、さらには短時間の風の爆発的な増加を指すのに使われます。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語
- blast(爆風)
・突風や爆風を指し、特に音や力強さが強調される場合に使われます。 - breeze(そよ風)
・穏やかな風を指し、gustとは異なり穏やかな風を表しますが、比較的短時間で強くなる場合もあります。 - whirlwind(旋風)
・風が回転しながら吹く強い風で、gustよりも強さや動きの激しさを表すことが多いです。 - zephyr(西風)
・温暖な軽い風で、gustの穏やかなバージョンに当たります。
- blast(爆風)
- 反対語
- calm(静けさ)
・風がない状態を指し、gustとは正反対の意味です。
- calm(静けさ)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- gusty
・「突風のような」や「風が強い」を意味する形容詞で、gustとは意味が異なりますが、似た意味を持つ言葉です。 - gustation
・「味覚」を意味する単語で、gust(風)とは全く異なる意味を持っています。 - gush
・「噴出する」という意味で、風とは関係がなく、特に液体やガスが勢いよく流れ出る様子を表します。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
gustという言葉は、風に関する表現の中でも非常に特徴的で、自然現象の一部として多くの文学作品や詩の中で使われてきました。特に文学的な表現においては、風の突発的な強さが感情や雰囲気を高めるために使用されることがあります。例えば、19世紀の作家であるEmily Dickinsonは、自然の力強さを描写する中で「gust」を使い、風の急激な変化が心情や周囲の環境に与える影響を強調しました。さらに、現代では天気予報でも「gust」という言葉が頻繁に使われており、風速や天候の急変を伝える際に重要な役割を果たしています。このように、gustという単語は単なる気象現象だけでなく、感情や環境を描写する上でも重要な意味を持ち、風の突発的な力が強調されたり、逆にその予測不可能性が人々の行動に影響を与えることが多いのです。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- A strong gust of wind knocked over the trash can.
・強い突風がゴミ箱を倒しました。 - We could feel the gusts as we walked along the beach.
・私たちはビーチを歩きながら突風を感じました。 - The gust of wind caused the flag to snap loudly.
・突風で旗が大きな音を立ててはためきました。 - A sudden gust of cold air swept through the room.
・突然の冷たい突風が部屋を通り抜けました。 - He shouted as a gust of wind blew his hat off.
・彼は、突風で帽子が飛ばされたときに叫びました。
【gust – 突風】のコロケーション
- Strong gust: 強い突風
- Sudden gust: 突然の突風
- Cold gust: 冷たい突風
- Gust of wind: 一陣の風
- Powerful gust: 強力な突風
- Gust of air: 一吹きの風
- Gust of laughter: 突然の笑い
文法問題
問題1
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
A sudden _____ of wind knocked over the tree in the yard.
- gust
- breeze
- storm
- drizzle
解答と解説
解答:1. gust
解説:
「gust(突風)」は短時間で強く吹く風を指します。文脈から「突然の強い風」が樹木を倒したことが分かるため、「gust」が適切です。「breeze(そよ風)」は弱い風、「storm(嵐)」や「drizzle(霧雨)」では意味が異なります。
問題2
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The _____ of cold air sent chills down my spine as I stepped outside.
- gust
- thunder
- cloud
- snowfall
解答と解説
解答:1. gust
解説:
「gust of cold air(冷たい突風)」は、冷たい空気の急激な流れを示します。「thunder(雷)」や「cloud(雲)」、「snowfall(降雪)」は冷たい空気の流れとは異なり、この文脈には適しません。
問題3
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The _____ caught everyone by surprise, knocking over several umbrellas at the beach.
- gust
- breeze
- fog
- chill
解答と解説
解答:1. gust
解説:
「gust」は強い突風を指し、急に起こる風の変化が物を吹き飛ばすことが多いため、文脈に最も適しています。「breeze(そよ風)」は穏やかな風であり、「fog(霧)」や「chill(寒さ)」では物を吹き飛ばすことはありません。
問題4
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
As I walked along the shore, a _____ of salty air reminded me of the ocean.
- gust
- breeze
- storm
- draft
解答と解説
解答:2. breeze
解説:
「breeze(そよ風)」は穏やかな風を指し、海岸の香りを感じる場面にぴったりです。「gust」は強い風を指し、「storm(嵐)」や「draft(通風)」は文脈に合いません。
問題5
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The _____ blew open the window, causing the curtains to flutter wildly.
- gust
- breeze
- wind
- rain
解答と解説
解答:1. gust
解説:
「gust」は急に強く吹く風で、窓を開けるほどの強さがあります。「breeze(そよ風)」は弱い風で、窓を開けるほどの力を持ちません。「wind」や「rain」は具体的な強さを示していないため、文脈に合いません。