【droll – ひょうきんな、おかしな】

【droll – ひょうきんな、おかしな】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「droll」の語源は17世紀初頭のフランス語「drole」に遡ります。この単語は「おどけた」「面白い」という意味を持ち、さらにその起源はオランダ語の「drol」(いたずら者、小鬼)に由来します。「drol」はまた「糞」を意味する場合もあり、この軽い冗談の要素が言葉の意味にユーモアを加えています。当初は愉快な人物や振る舞いを指していましたが、英語に入った後、「風変わりだがおかしい」というニュアンスが強調されるようになりました。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語
    • whimsical(気まぐれな、おかしな)
    • comical(滑稽な)
    • amusing(面白い、楽しい)
    • quirky(風変わりな)
    • eccentric(変わった、奇抜な)
  • 反対語
    • serious(真面目な、深刻な)
    • solemn(厳粛な)
    • grave(重大な、重々しい)

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

  1. drollery(滑稽さ、ひょうきんな行動)
    ・「droll」と関連する名詞形で間違いやすい。
  2. drool(よだれを垂らす)
    ・スペルが似ているが、全く異なる意味で、特に物理的な行為を指す。
  3. drill(訓練、ドリル)
    ・発音が似ているが、規律的な行為を指す。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「droll」という言葉は、17世紀のヨーロッパで登場した「drollery」という軽妙な喜劇や風刺画の文化と深く結びついています。当時の劇場では、役者たちが即興でひょうきんな寸劇を演じることがよくあり、それを「drolls」と呼びました。これらの寸劇は、深刻なドラマや悲劇の合間に挿入され、観客の緊張をほぐす目的がありました。また、風刺画や絵画の中でも「droll」なスタイルが人気を集め、ちょっとした奇妙さや愉快さで人々を楽しませました。現代においても、「droll」は軽妙で独特なユーモアを持つ人々や事象を表す際に使われ、文化的な価値を保っています。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. His droll sense of humor always lightens the mood in the office.
    ・彼のひょうきんなユーモアはいつも職場の雰囲気を和らげる。
  2. She told a droll story about her encounter with a mischievous squirrel.
    ・彼女はいたずら好きのリスとの遭遇についておかしな話をした。
  3. The comedian’s droll expressions had the audience in stitches.
    ・そのコメディアンのひょうきんな表情に観客は大笑いした。
  4. The movie is filled with droll characters that keep you entertained.
    ・その映画には観客を楽しませるひょうきんなキャラクターが満載だ。
  5. His droll remarks often mask his deeper insights.
    ・彼のひょうきんな発言にはしばしば深い洞察が隠されている。

【droll – ひょうきんな、おかしな】のコロケーション

  • A droll remark: ひょうきんな発言
  • A droll sense of humor: おかしなユーモアのセンス
  • Find something droll: 何かをおかしいと感じる
  • A droll expression: ひょうきんな表情
  • A droll character: ひょうきんな人物
  • A droll anecdote: おかしな逸話
  • Consider someone droll: 誰かをひょうきんだと思う

文法問題

問題1

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
His _____ sense of humor made everyone in the room laugh unexpectedly.

  • droll
  • dull
  • dry
  • dire

解答と解説
解答: droll
解説: 「droll」は「ひょうきんな、おかしな」という意味で、ユーモアの特徴を表す文脈に最も適切です。他の選択肢は文意に合いません。「dull(退屈な)」「dry(乾いた、無味乾燥な)」「dire(深刻な)」はそれぞれ異なる意味を持ちます。


問題2

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
The comedian’s _____ remarks often caught the audience off guard.

  • droll
  • troll
  • stroll
  • scroll

解答と解説
解答: droll
解説: 「droll remarks(ひょうきんな発言)」は自然な表現で、文脈に合っています。他の選択肢「troll(荒らし)」「stroll(散歩)」「scroll(巻物)」は全く異なる意味を持ち、不適切です。


問題3

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
His storytelling was so _____ that even the most serious listeners couldn’t help but chuckle.

  • droll
  • dreary
  • dramatic
  • dreadful

解答と解説
解答: droll
解説: 「droll(おかしな)」は、聞き手が思わず笑ってしまうような話しぶりを表現しています。他の選択肢「dreary(退屈な)」「dramatic(劇的な)」「dreadful(恐ろしい)」は文脈に適しません。


問題4

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
The movie featured a _____ character who added a touch of humor to the otherwise serious plot.

  • droll
  • bold
  • cold
  • old

解答と解説
解答: droll
解説: 「droll character(ひょうきんなキャラクター)」は文脈に合った表現です。「bold(大胆な)」「cold(冷たい)」「old(古い)」はキャラクターの特徴を正確に表しません。


問題5

次の文の空欄に適切な形を選んでください。
His comments, though _____, always lightened the mood during tense meetings.

  • droll
  • drolls
  • drolly
  • drollness

解答と解説
解答: droll
解説: 「droll」は形容詞で「ひょうきんな」という意味を持ち、文中の空欄に適切です。「drolls」は名詞や動詞としての形、「drolly」は副詞、「drollness」は名詞形で、文法的に正しくありません。