【animosity – 敵意、憎しみ】

【animosity – 敵意、憎しみ】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「animosity」は、ラテン語の animus(心、感情、意図)から派生しています。この単語は「心の中で生じた強い反感や敵意」を意味し、animusに接尾辞 -ity(名詞を作る接尾辞)が付いて、感情や状態を表す名詞になりました。元々、ラテン語では「心からの憎しみ」というニュアンスがありましたが、英語に取り入れられた後は、一般的に「敵意」や「憎しみ」という意味で使われるようになりました。この言葉は特に、人間関係や社会的対立における深い感情的な反発を表す際に使われます。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語
    • hostility(敵意)
    • antagonism(対立、敵対)
    • enmity(敵意)
    • hatred(憎しみ)
    • ill will(悪意)
  • 反対語
    • friendliness(友好)
    • affection(愛情)
    • amity(友好、親善)
    • kindness(親切)

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

  1. hostility(敵意)
    ・「animosity」はより感情的な深い憎しみを指すのに対し、「hostility」はもっと広範に敵対的な態度や行動を意味する。
  2. antagonism(対立)
    ・「animosity」は敵意の感情に重点を置く一方で、「antagonism」は対立や反発する立場自体を指すことが多い。
  3. enmity(敵意)
    ・「enmity」は「animosity」とほぼ同義だが、通常は長期間にわたる敵対的関係を指す場合に使われる。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「animosity」は、歴史的に見ても強い感情的反発を表す言葉として多くの対立や紛争に関連してきました。例えば、古代の民族間戦争や、国家間の長年にわたる対立などでは、対立を深める要因として「animosity」がしばしば取り上げられました。特に、家族間の争いや個人間の感情的なもつれによって生じる敵意は、しばしばその後の歴史を左右するほど強い影響を与えました。政治的な闘争や文化的対立でも、「animosity」はしばしば根深い問題を表す言葉として使われ、いかに人々が感情的に絡み合った敵対関係を抱えやすいかを示しています。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. There was a deep animosity between the two rival families.
    ・二つのライバル家族の間には深い敵意があった。
  2. His animosity toward the project became clear during the meeting.
    ・そのプロジェクトに対する彼の憎しみは会議中に明らかになった。
  3. The long history of animosity between the two nations led to war.
    ・二国間の長い敵対関係が戦争を引き起こした。
  4. Despite their animosity, they managed to work together on the project.
    ・彼らは敵意を持ちながらも、そのプロジェクトで協力することができた。
  5. She couldn’t hide the animosity she felt towards her colleague.
    ・彼女は同僚に対する憎しみを隠すことができなかった。

【animosity – 敵意、憎しみ】のコロケーション

  • Feel animosity: 敵意を感じる
  • Express animosity: 敵意を表す
  • A deep animosity: 深い敵意
  • Animosity between rivals: ライバル間の敵意
  • Hold animosity: 敵意を抱く
  • Animosity toward someone: 誰かに対する憎しみ
  • Strong animosity: 強い敵意

文法問題

問題1

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
There was a deep _____ between the two rivals, which made any conversation impossible.

  • animosity
  • affection
  • harmony
  • empathy

解答と解説
解答: animosity
解説: 「animosity(敵意)」は、強い反感や憎しみを示す言葉で、対立する者同士の関係に最も適します。「affection(愛情)」「harmony(調和)」「empathy(共感)」は、敵対的な関係に合いません。


問題2

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
His _____ towards his former colleague was evident in his cold and distant behavior.

  • animosity
  • respect
  • gratitude
  • admiration

解答と解説
解答: animosity
解説: 「animosity(敵意)」は、特に過去の出来事によって生じた憎しみや反感を示します。「respect(尊敬)」「gratitude(感謝)」「admiration(賞賛)」は、敵対的な感情とは正反対の感情です。


問題3

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
The long-standing _____ between the two families was finally resolved after many years of conflict.

  • animosity
  • friendship
  • peace
  • cooperation

解答と解説
解答: animosity
解説: 「animosity(敵意)」は、長期間にわたる敵対的な感情を表現します。「friendship(友情)」「peace(平和)」「cooperation(協力)」は、敵対的な関係ではなく友好的な関係を指します。


問題4

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
Despite their _____, they were forced to work together for the success of the project.

  • animosity
  • unity
  • connection
  • affection

解答と解説
解答: animosity
解説: 「animosity(敵意)」は、協力しなければならない状況でも存在する感情を示すのに適しています。「unity(団結)」「connection(つながり)」「affection(愛情)」は、敵対感情とは異なります。


問題5

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
There was a noticeable _____ between the two political parties during the debate.

  • animosity
  • camaraderie
  • understanding
  • compassion

解答と解説
解答: animosity
解説: 「animosity(敵意)」は、特に対立する政治的立場における反感や憎しみを表します。「camaraderie(仲間意識)」「understanding(理解)」「compassion(共感)」は、対立的な関係に適しません。