【unutterable

– 言葉では言い表せない、言いようのない】

【unutterable – 言葉では言い表せない、言いようのない】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「unutterable」は「un-(否定)」+「utterable(発言できる)」から成り立っています。「utterable」は「utter(発する、言う)」に接尾辞「-able(~できる)」がついた形です。「utter」は中英語「uteren」、さらに古英語「ūtorian(外に出す、話す)」に由来し、ゲルマン語派の「ūt(外へ)」と関連があります。「unutterable」は「言葉で表現できないほどの」という意味を持ち、特に極端な感情や美しさ、恐怖などを表す際に使われます。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語
    • indescribable(言葉では表せない)
    • ineffable(言葉にできない、神聖な)
    • inexpressible(表現しがたい)
    • unspeakable(言葉にするのもはばかられる)
    • overwhelming(圧倒的な、言葉を失うほどの)
  • 反対語
    • expressible(表現可能な)
    • describable(言葉で表せる)
    • utterable(口に出せる)
    • ordinary(普通の、特筆すべきことのない)

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

  1. unspeakable(口にするのもはばかられる、極端な)
    ・「unutterable」は美しさや悲しみなどを表すが、「unspeakable」は恐怖や残虐さに対して使われることが多い。
  2. indescribable(言葉にできない)
    ・「unutterable」とほぼ同じ意味だが、「indescribable」は物理的な特徴にも使われることがある。
  3. inexpressible(表現しがたい)
    ・「unutterable」と似ているが、「inexpressible」は特に感情や思考を表すときに使われる。
  4. ineffable(言葉にできない、神聖な)
    ・「unutterable」と類似しているが、「ineffable」は宗教的・精神的な意味合いが強い。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「unutterable」という言葉は、詩や文学作品でしばしば使われ、特に感情の深さや美の極致を表す際に登場します。例えば、19世紀の詩人ワーズワースは自然の驚異を「unutterable joy(言葉では表せない喜び)」と表現しました。また、エドガー・アラン・ポーの作品には「unutterable horror(言葉にできない恐怖)」というフレーズが見られます。この言葉は、単に「言えない」というよりも、人間の経験を超えた何か、感情の極限を表すために用いられる点が特徴です。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. She felt an unutterable sadness when she heard the news.
    ・彼女はその知らせを聞いて、言いようのない悲しみを感じた。
  2. The beauty of the sunset was unutterable.
    ・その夕日の美しさは言葉では表せなかった。
  3. He looked at her with an unutterable expression of love.
    ・彼は言葉では表せない愛情の表情で彼女を見つめた。
  4. The horror of the battlefield was unutterable.
    ・戦場の恐怖は言葉では表現できなかった。
  5. Standing on the mountaintop, I was overwhelmed by an unutterable sense of awe.
    ・山頂に立ち、言葉では言い表せないほどの畏敬の念に圧倒された。

【unutterable – 言葉では言い表せない、言いようのない】のコロケーション

  • Unutterable joy: 言葉では言い表せない喜び
  • Unutterable sadness: 言いようのない悲しみ
  • Unutterable beauty: 言葉にできない美しさ
  • Unutterable horror: 言語に絶する恐怖
  • Unutterable despair: 言葉にできない絶望
  • Unutterable grief: 言いようのない深い悲しみ
  • Unutterable longing: 言葉では表せない憧れ

文法問題

問題1

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
She was overcome with _____ joy when she saw her family again after ten years.

  • unutterable
  • mild
  • trivial
  • forgettable

解答と解説
解答: unutterable
解説: 「10年ぶりに家族に会ったとき、彼女は言葉にできないほどの喜びに圧倒された」という意味になるため、「言葉では表現できないほどの」という意味のunutterableが適切です。「mild(穏やかな)」「trivial(些細な)」「forgettable(忘れやすい)」は意味が合いません。


問題2

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
The tragedy left him in a state of _____ sorrow.

  • unutterable
  • slight
  • ordinary
  • superficial

解答と解説
解答: unutterable
解説: 「その悲劇は彼を言いようのない悲しみに陥れた」という意味になるため、「言葉にできないほどの、計り知れない」という意味のunutterableが適切です。「slight(わずかな)」「ordinary(普通の)」「superficial(表面的な)」は文意に合いません。


問題3

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
As he stood at the mountain peak, he felt an _____ sense of awe.

  • unutterable
  • insignificant
  • dull
  • unimpressive

解答と解説
解答: unutterable
解説: 「彼が山頂に立ったとき、言葉では言い表せないほどの畏敬の念を感じた」という文脈なので、「言葉にできないほどの」という意味のunutterableが適切です。「insignificant(取るに足らない)」「dull(退屈な)」「unimpressive(印象に残らない)」は逆の意味になるため、不適切です。


問題4

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
The pain she felt was so intense that it was almost _____.

  • unutterable
  • moderate
  • negligible
  • faint

解答と解説
解答: unutterable
解説: 「彼女が感じた痛みはとても激しく、言葉では言い表せないほどだった」という意味になるため、「言葉では表現できないほどの」という意味のunutterableが適切です。「moderate(適度な)」「negligible(無視できる程度の)」「faint(かすかな)」は意味が合いません。


問題5

次の文の空欄に適切な語を選んでください。
He was filled with an _____ dread as he stepped into the abandoned house.

  • unutterable
  • minor
  • obvious
  • amusing

解答と解説
解答: unutterable
解説: 「彼は廃屋に足を踏み入れたとき、言葉では表せないほどの恐怖を感じた」という意味になるため、「言葉では言い表せないほどの」という意味のunutterableが適切です。「minor(些細な)」「obvious(明白な)」「amusing(面白い)」は文意に合いません。