【beau – 伊達男、しゃれ男】

【beau – 伊達男、しゃれ男】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「beau」という単語は、フランス語の「beau(美しい、立派な)」に由来し、英語においては「洒落た男」「恋人」「女性に付き添う男性」などの意味で使われるようになりました。英語に取り入れられたのは17世紀頃で、当初は特に貴族や上流階級の間で使われた言葉です。18〜19世紀のイギリスでは、「Beau Brummell(ボー・ブルメル)」という洒落者が有名になり、以後「beau」は洗練された装いとマナーを持つ男性の象徴的表現として定着しました。現代ではやや古風ながらも、しゃれ男や恋人を表す表現として文学や日常会話でも使われています。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語(似た意味)
    • dandy(伊達男)
    • gentleman(紳士)
    • suitor(求婚者、恋人)
    • stylish man(おしゃれな男)
  • 反対語
    • slob(だらしない男)
    • boor(無作法な男)
    • nerd(オタクっぽい男)

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

  • bow(お辞儀)とスペルが似ており混同されやすい
  • beauty(美しさ)と語源が共通しているが、用法が異なる
  • boo(恋人を意味するスラング)と音が似ていて誤用されることがある

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「beau」という言葉を一躍有名にしたのが、18〜19世紀のイギリスで活躍した**ジョージ・“ボー”・ブルメル(Beau Brummell)**です。彼は王太子ジョージ4世とも親交があり、徹底した身だしなみとファッションセンスで当時の貴族社会に大きな影響を与えました。彼は上品なスーツとネクタイの結び方にこだわり、男性の服装を現在のスタイルへと変革した人物ともいわれています。ブルメルの名はそのまま「beau(伊達男)」の代名詞となり、以後この言葉は、ただの「恋人」ではなく、「見た目やマナーに気を使う洗練された男性」を指す言葉として広く定着しました。まさに、ファッションと歴史が生んだ言葉といえるでしょう。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. He arrived at the party dressed like a true beau, turning everyone’s heads.
     彼は本物の伊達男のような装いでパーティーに現れ、皆の視線を集めた。
  2. Her new beau is charming and always well-dressed.
     彼女の新しい彼氏は魅力的で、いつもおしゃれだ。
  3. In the 18th century, a beau was admired for his fashion and manners.
     18世紀には、しゃれ男はそのファッションと礼儀正しさで賞賛された。
  4. The old photo showed her standing beside a handsome beau in a suit.
     古い写真には、彼女がスーツ姿のハンサムな伊達男と並んで立っていた。
  5. He tried to act like a beau, but his style seemed forced.
     彼はしゃれ男を気取っていたが、どこか不自然だった。

【beau – 伊達男、しゃれ男】のコロケーション

  • Handsome beau: かっこいい伊達男
  • Young beau: 若いしゃれ男
  • Admirer and beau: 崇拝者と伊達男
  • Courtly beau: 上品な伊達男
  • Beau of the ball: ダンスパーティーのしゃれ男
  • Romantic beau: 恋愛の伊達男
  • She’s with her beau: 彼女はしゃれ男と一緒

文法問題

  1. She arrived at the party with her charming ______ by her side.
  • beau
  • boss
  • buddy
  • brother

解答: beau
解説: 「彼女は魅力的な伊達男と一緒にパーティに現れた。」という文脈に最もふさわしいのは beau(しゃれ男、恋人)です。


  1. In old romantic novels, a ______ would often duel to win a lady’s affection.
  • beau
  • butler
  • banker
  • burglar

解答: beau
解説: 「昔の恋愛小説では、しゃれ男が女性の愛を勝ち取るために決闘することが多かった。」という内容にぴったりなのは beau です。その他は意味が合いません。


  1. Her grandmother used to say, “Every girl needs a proper ______.”
  • beau
  • friend
  • gown
  • guest

解答: beau
解説: 昔の言い回しとして「女の子にはちゃんとした恋人が必要」という表現では、beau がぴったりです。古風な言葉ですが、文脈に合っています。


  1. The young ______ adjusted his cravat and checked his reflection before entering.
  • beau
  • boy
  • baker
  • guest

解答: beau
解説: cravat(クラバット:昔の男性用ネクタイ)を調整する描写は、おしゃれに気を使う beau(しゃれ男)に典型的な行動です。


  1. Though he dressed like a ______, his manners were far from refined.
  • beau
  • genius
  • soldier
  • tailor

解答: beau
解説: 「彼は伊達男のような服装をしていたが、礼儀は洗練されていなかった。」という対比表現の文で、見た目だけがしゃれている beau が正解です。