Metaphysics /ˌmɛtəˈfɪzɪks/
形而上学（けいじじょうがく）
哲学の一分野で、存在、実在、意識、時間、空間といった根本的な概念の本質を探求する学問。
「目に見える世界の奥にある、metaphysics の問い」
🧠 意味と用法
metaphysics は単数扱いの名詞で、「形而上学」と訳されます。これは哲学の主要な分野の一つで、物理的な世界や感覚的な経験を超えた、物事の根本的な性質や原理を扱います。「実在とは何か？」「時間は存在するのか？」「神は存在するのか？」といった問いは、形而上学的な（metaphysical）問いの例です。物理学（physics）が「どのように」を問うのに対し、形而上学は「なぜ」「そもそも何なのか」を問う学問と言えます。
哲学の一分野として (As a branch of philosophy)
Aristotle’s writings on metaphysics have influenced Western thought for centuries.
（アリストテレスの形而上学に関する著作は、何世紀にもわたり西洋思想に影響を与えてきた。）
抽象的な議論として (As abstract theory)
Their debate moved from practical matters into the realm of metaphysics.
（彼らの議論は、実務的な事柄から形而上学の領域へと移っていった。）
🕰️ 語源と歴史
“Metaphysics” の語源は、ギリシャ語の「meta ta phusika」です。これは「自然学（physics）の後ろにあるもの」を意味します。アリストテレスの死後、彼の著作を編集した学者が、「自然学」に関する書物の「後ろに」存在や神について論じた未整理の草稿群を置いたことから、この名前が付けられたとされています。偶然の配置から、哲学の一分野を指す言葉が生まれました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
⚡ 対義語 (文脈による)
💬 実践的な例文
The question of free will is a central problem in metaphysics.
自由意志の問題は、形而上学における中心的な問題だ。
He dismissed her argument as mere metaphysics, with no practical value.
彼は彼女の議論を、実践的な価値のない単なる空論だとして退けた。
Metaphysics explores the nature of reality itself.
形而上学は、現実そのものの本質を探求する。
The book delves into the metaphysics of time and consciousness.
その本は、時間と意識に関する形而上学を深く掘り下げている。
Studying metaphysics requires a mind open to abstract concepts.
形而上学を学ぶには、抽象的な概念を受け入れる開かれた心が必要だ。
🧠 練習問題
1. Metaphysics is a branch of ______.
2. Which question is metaphysical?
3. The opposite of metaphysics is often considered to be ______.
4. The word “meta” in metaphysics suggests something that is ______.
5. Which philosopher’s work is the origin of the term metaphysics?