Buzz /bʌz/
ブンブンいう音、ざわめき、活気、電話をかける
蜂などの虫が立てる低い羽音。また、人々のざわめきや興奮・活気、流行の兆し、あるいは電話をかけるといった意味も持つ多義的な単語。
「新しいアイデアが、街に buzz を巻き起こす」
📚 意味と用法
Buzz は、擬音語から発展した単語で、動詞・名詞の両方で使われます。中心的な意味は、蜂や機械が立てる「ブンブンいう音」です。これが転じて、多くの人が集まって立てる「ざわめき、がやがやした話声」や、都市やイベントが持つ「活気、興奮」を指します。マーケティングでは、商品やサービスに対する「口コミ、話題」という意味で使われます(バズる)。さらに口語では、「電話をかける」(give someone a buzz) という意味もあります。
音 / 活気 (Sound / Excitement)
I could hear the buzz of bees in the garden. / There was a real buzz about the new movie.
(庭で蜂のブンブンいう音が聞こえた。/ その新作映画には本物の活気があった。)
電話 / ざわめき (Phone call / Murmur)
Give me a buzz when you get there. / The room was filled with the buzz of conversation.
(着いたら電話してね。/ 部屋は会話のざわめきで満ちていた。)
🕰️ 語源と歴史
“Buzz” は、蜂の羽音や低い継続音を模倣した擬音語(オノマトペ)がその起源です。中英語の時代から使われていたとされています。このような音を表す言葉は、多くの言語に共通して見られます。
「ブンブン」という音のイメージから、人々が集まってざわめく様子や、活気や興奮が渦巻く様子を比喩的に表すようになりました。「電話をかける」という意味は、初期の電話やインターホンのブザー音に由来すると考えられています。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
⚡ 対義語 (文脈による)
💬 実践的な例文
My head is buzzing with new ideas after the workshop.
ワークショップの後、私の頭は新しいアイデアでいっぱいだ(ざわめいている)。
There’s a lot of buzz surrounding the new tech startup.
その新しいテクノロジー系スタートアップの周りでは、多くの話題が飛び交っている。
I’ll give you a buzz later tonight to finalize our plans.
今夜後で電話するね、計画を最終決定するために。
Can you hear that annoying buzz coming from the speakers?
スピーカーから聞こえるあの耳障りなブーンという音が聞こえる?
He got a buzz from winning the race.
彼はレースに勝って興奮を覚えた。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. The low, continuous sound a bee makes is called a ______.
解説:
蜂が立てる低い継続音は “buzz” と表現されます。
2. “Give me a ______” is an informal way to say “Call me.”
解説:
“Give me a buzz” は「私に電話して」という意味の口語表現です。
3. The new product generated a lot of media ______.
解説:
新製品がメディアで多くの「話題、注目 (buzz)」を生んだ、という文脈です。
4. A popular, fashionable word is sometimes called a ______.
解説:
流行りの専門用語やキャッチーな言葉は「バズワード (buzzword)」と呼ばれます。
5. The opposite of a room full of buzz is a ______ room.
解説:
「ざわめき (buzz)」に満ちた部屋の反対は「静かな (silent)」部屋です。