📚 意味と用法
crab は、複数の意味を持つ単語です。最も一般的なのは、名詞として甲殻類の「カニ」を指す用法です。比喩的には、不機嫌で気難しい「不平屋」「気難し屋」を指すことがあります。また、動詞としては、「不平を言う」「ケチをつける」という意味で使われます(crab about something)。
動物のカニ (A crustacean)
We saw a small crab scuttling across the sand.
(私たちは小さなカニが砂の上を横切って急いで行くのを見た。)
不平を言う (To complain)
He’s always crabbing about how much work he has to do.
(彼はいつも自分の仕事量について不平を言っている。)
🕰️ 語源と歴史
「Crab」は、古英語の「crabba」に由来し、ゲルマン祖語の「*krabbō」に遡ります。これは「引っ掻く、這う」という意味の語根に関連しており、カニの動きや爪の様子を表していると考えられます。
「不機嫌な人」や「不平を言う」という比喩的な意味は、カニの横歩きや、気難しく見える様子から、16世紀頃に発展したとされています。「酸っぱい、意地悪な」を意味する「crabbed」という形容詞もこのイメージから来ています。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
crab (動詞) | ささいなことについて、しつこく不平を言う。インフォーマル。 |
complain | 「不平を言う」の最も一般的な言葉。 |
grumble | 低い声で、ぶつぶつと不満を言う様子。 |
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
動詞としての crab (不平を言う) は、praise (賞賛する) こととは正反対の行為です。名詞としての crab (不平屋) は、enthusiast (熱狂的なファン) とは対照的な性格です。
💬 実践的な例文
King crab legs are a popular and expensive delicacy.
タラバガニの脚は、人気のある高価な珍味だ。
Stop crabbing and try to be more positive for a change.
不平を言うのはやめて、たまにはもっと前向きになってみたらどうだ。
My boss can be a real crab when a project is behind schedule.
プロジェクトが予定より遅れている時、私の上司は本当に気難しくなることがある。
The children were excited to find a hermit crab on the beach.
子供たちは浜辺でヤドカリを見つけて興奮していた。
The airplane had to crab sideways against the strong crosswind to land.
その飛行機は着陸するために、強い横風に逆らってカニのように横向きに進まなければならなかった。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. A person who is always complaining and in a bad mood can be called a ______.
解説:
いつも不平を言って機嫌が悪い人は「crab」(不平屋)と呼ばれることがあります。
2. To ______ about something is to complain about it.
解説:
何かについて「crab」するとは、それについて不平を言うことです。
3. The adjective form of “crab” (the moody person) is ______.
解説:
不機嫌な人を指す「crab」の形容詞形は「crabby」です。
4. The word “book” is related to “beech,” just as “crab” is related to the Old English word “______”.
解説:
「Crab」は古英語の「crabba」に由来します。
5. A ______ moves sideways.
解説:
横向きに動くのは「カニ (crab)」の特徴です。