「窓辺の sill に肘をつき、移りゆく景色を眺める」
📚 意味と用法
sill は名詞で、主に建物の開口部の下部にある水平な部材を指します。最も一般的なのは「windowsill」の略で、窓の下枠部分、「窓台」です。植木鉢を置いたり、肘をついたりする場所です。同様に、ドアの下枠部分は「doorsill」と呼ばれ、これは「敷居」にあたります。地質学では、水平な岩層の間に貫入した板状の火成岩体を指す専門用語としても使われます。
窓台 (A windowsill)
She placed a row of potted plants on the sunny sill.
(彼女は日当たりの良い窓台に鉢植えの植物を並べた。)
敷居 (A doorsill)
Be careful not to trip over the sill as you enter.
(入る時に敷居につまずかないように気をつけてください。)
🕰️ 語源と歴史
「Sill」は、古英語の「syll」に由来し、元々は「土台となる大きな木材、梁」を意味していました。これはゲルマン祖語の「*sulī」に遡り、建物の基礎部分を支える重要な構造材を指していました。家の入り口の下部に置かれることから「敷居」の意味が生まれ、窓の下部に置かれることから「窓台」の意味が生まれました。
ドイツ語の「Schwelle」(敷居)や、スウェーデン語の「syll」(土台)も同じ語源を持つ言葉です。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
sill | 窓やドアの「下枠」という特定の建築部材。 |
ledge | 壁などから突き出た水平な「棚状の場所」全般。窓台もledgeの一種。 |
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
開口部の下部にある sill (敷居、窓台) は、上部にある lintel (まぐさ) と構造的に対になります。
💬 実践的な例文
The paint on the window sill is peeling.
窓台のペンキが剥がれてきている。
He sat on the sill, looking out at the rain.
彼は窓台に腰掛けて、外の雨を眺めていた。
Dust had collected on the deep stone sills of the old church.
その古い教会の奥行きのある石の窓台には、ほこりが溜まっていた。
A pie was cooling on the kitchen window sill.
パイが台所の窓台で冷まされていた。
The base of the wall is a solid concrete sill.
その壁の土台は、頑丈なコンクリートの基礎だ。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. The horizontal piece at the bottom of a window is the ______.
解説:
窓の下部にある水平な部材は「sill」(窓台)です。
2. The opposite of a sill on a doorway is the ______.
解説:
戸口の下部にある sill(敷居)の反対側、つまり上部にあるのは「lintel」(まぐさ)です。
3. The word “sill” is often combined with “______” to be more specific.
解説:
より具体的にするために、「sill」はしばしば「window」と組み合わせて “windowsill” となります。
4. A cat might enjoy sleeping on a sunny ______.
解説:
猫が日当たりの良い場所で寝るのによく選ぶのは「窓台 (windowsill)」です。
5. He rested his elbows on the ______.
解説:
肘を休める場所として最も自然なのは「窓台 (sill)」です。