英単語解説 – Thereabouts

Thereabouts /ˈðeərəbaʊts/

その辺に、おおよそ、だいたい

場所、時間、数量などが、正確ではないが、その近くであることを示す副詞。

「正確な時間はわからないけど、midday or thereabouts には着くはずだ」

📚 意味と用法

thereabouts は、副詞として、特定の場所・時間・年齢・数量などの「近く」「あたり」を指し、正確な数字や位置をぼかすために使われます。「おおよそ」「だいたい」「そのくらい」といった意味合いです。通常、”or thereabouts” の形で、具体的な数字や時間の後に付け加えて使われることが多いです。

時間や数量の概算 (Approximating time/quantity)

The journey will take three hours, or thereabouts.

(その旅は3時間、またはそのくらいかかるだろう。)

場所の周辺 (Near a location)

He lives in London or thereabouts.

(彼はロンドンかその周辺に住んでいる。)

🕰️ 語源と歴史

「Thereabouts」は、「there」(そこに)と「about」(~のあたりに、およそ)という二つの単語が組み合わさり、さらに副詞語尾の「-s」が付いてできた言葉です。

それぞれの単語の意味がそのまま合わさっており、「そこのあたりに」という意味から、場所だけでなく時間や数量の「およそ」を指すように意味が拡張されました。非常に直感的な成り立ちの単語です。

there (そこに)
+
about (~のあたり)
thereabouts
(その辺に)

🔄 類義語 (似た意味の言葉)

approximately (おおよそ)
roughly (大ざっぱに)
around (~頃、~辺り)
or so (~かそこら)

⚡ 対義語 (文脈による)

exactly (正確に)
precisely (厳密に)
specifically (具体的に)

🧠 練習問題

以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。

**1. He is 40 years old, or ______.**

exactly
thereabouts
never
always

解説: 「彼は40歳か、そのくらいです」と年齢をぼかす表現です。

**2. The opposite of “thereabouts” is ______.**

roughly
around
precisely
about

解説: 「おおよそ」の対義語は「厳密に (precisely)」です。

**3. A: “Is there a bank near here?” B: “Yes, there’s one ______.”**

nowhere
far away
hereabouts
everywhere

解説: 「この辺に」と尋ねられているので、「このあたりにありますよ」と答える “hereabouts” が適切です。

**4. The package should arrive on Friday, or ______ at least.**

later
thereabouts
earlier
never

解説: 「少なくとも金曜日かそのあたりには」と到着予定を伝える表現です。

**5. I don’t know where he is, but his ______ are being investigated.**

thereabouts
whereabouts
hereabouts
abouts

解説: 「居場所、行方」を意味する名詞は “whereabouts” です。