Grunt /ɡrʌnt/
うなる、ブーブー鳴く / うなり声、歩兵(俗語)
ブタが出すような低く短い声。また、人が不満や苦痛、努力を表すために出す同様の音。動詞と名詞の両方で使われる。
「言葉にならない声、’grunt’ に込められた原始の感情」
📚 意味と用法
grunt は、擬音語に由来する言葉で、動詞と名詞の両方で使われます。動詞としては、ブタが「ブーブー鳴く」様子や、人が不満・退屈・苦痛などで短く低く「うなる」様子を表します。重い物を持ち上げる時などに出す声も `grunt` です。名詞としては、その「うなり声」自体を指します。また、米軍の俗語で、特にベトナム戦争時代の「歩兵」を意味することもあります。
動物や人のうなり声 (A sound from a person or animal)
He gave a grunt of effort as he lifted the heavy box.
(彼は重い箱を持ち上げながら、努力のうなり声を上げた。)
俗語:歩兵 (Slang: Infantry soldier)
The film tells the story of an ordinary grunt in the war.
(その映画は、戦争における一人の平凡な歩兵の物語を伝えている。)
🕰️ 語源と歴史
「Grunt」は、古英語の「grunnettan」に由来し、これはブタの鳴き声を表す擬音語(オノマトペ)でした。ゲルマン系の言語に共通して見られる音を模倣した言葉で、例えばドイツ語の `grunzen` なども同じ起源です。「ググッ」「ブブッ」というような、喉の奥から出る短く低い音のイメージが、そのまま単語の意味として定着しました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
⚡ 対義語 (文脈による)
💬 実践的な例文
The pigs were grunting happily in the mud.
ブタたちは泥の中で楽しそうにブーブー鳴いていた。
When I asked him to help, he just grunted and turned away.
私が助けを求めると、彼はただうなってそっぽを向いただけだった。
With a final grunt, he pushed the car out of the ditch.
最後の一声うなると、彼は車を溝から押し出した。
The old engine gave a few grunts before it finally started.
古いエンジンは数回うなり声を上げた後、ようやくかかった。
He was just a grunt, following orders without question.
彼はただの一兵卒で、疑問を抱かずに命令に従っていた。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. Which animal is most famous for grunting?
解説:
ブーブーと鳴く(grunt)ことで最もよく知られている動物はブタ(pig)です。
2. A person might ______ when they are lifting something heavy.
解説:
重い物を持ち上げる時、人は「うなる(grunt)」ことがあります。
3. The opposite of grunting a response is to ______.
解説:
うなるように返事をするのとは対照的に、「はっきりと話す(articulate)」ことが対義語となります。
4. An employee who is unhappy and complaining is ______.
解説:
不満で不機嫌な様子は、形容詞の “disgruntled” で表されます。
5. In military slang, a “grunt” is a(n) ______.
解説:
軍隊の俗語では、「grunt」は「歩兵(infantry soldier)」を指します。