Grimace /ɡrɪˈmeɪs/
しかめっ面、苦い顔 / しかめっ面をする
痛み、嫌悪、不快感などによって、顔を醜くゆがめること。また、その表情そのものを指す。
「言葉にならない感情、grimace が語る心の痛み」
📚 意味と用法
grimace は、名詞と動詞の両方で使われます。顔を意図せずゆがめる「しかめっ面」を意味し、その原因は主に痛み(pain)や嫌悪感(disgust)です。名詞としては “a grimace of pain”(痛みのしかめっ面)のように、動詞としては “He grimaced at the bitter taste.”(彼はその苦い味に顔をしかめた)のように使われます。微笑み(smile)や笑い(grin)とは対照的な、ネガティブな感情を表す表情です。
名詞として (A Facial Expression)
He couldn’t hide the grimace of pain as the doctor treated his wound.
(医者が彼の傷の手当てをする間、彼は痛みのしかめっ面を隠せなかった。)
動詞として (To Make the Expression)
She grimaced in disgust at the sight of the rotten food.
(彼女は腐った食べ物を見て、嫌悪感から顔をしかめた。)
🕰️ 語源と歴史
「Grimace」は、17世紀にフランス語の「grimace」から英語に入りました。これは古フランス語の「grimuche」に由来し、ゲルマン語源を持つと考えられています。「仮面」や「しかめっ面」を意味する古フランク語の「*grīma」と関連があるとされ、英語の「grime」(汚れ、すす)とも同源です。「ゆがんだ、汚れたような顔つき」というイメージが元になっています。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
⚡ 対義語 (文脈による)
💬 実践的な例文
He tried to hide his grimace, but the pain was obvious.
彼はしかめっ面を隠そうとしたが、痛みは明らかだった。
She grimaced as she tasted the sour milk.
彼女は酸っぱい牛乳を味わって顔をしかめた。
His face twisted into a grimace of pure disgust.
彼の顔は純粋な嫌悪感で苦い表情にゆがんだ。
“I suppose we have to,” he said with a wry grimace.
「やらなきゃいけないんだろうね」と彼は皮肉っぽく顔をしかめて言った。
The child grimaced when he was told to eat his vegetables.
その子は野菜を食べるように言われて顔をしかめた。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. A twisted facial expression showing pain or disgust is a ______.
解説:
痛みや嫌悪を示すゆがんだ表情は grimace と呼ばれます。
2. The opposite of a grimace is a ______.
解説:
しかめっ面 (grimace) の反対は微笑み (smile) です。
3. He ______ when he stubbed his toe on the chair.
解説:
椅子の脚に足の指をぶつけた時、人は痛みで「顔をしかめ (grimaced)」ます。
4. The word “grimace” entered English from ______.
解説:
Grimace はフランス語から英語に入った単語です。
5. She gave a ______ of distaste after drinking the medicine.
解説:
薬を飲んだ後の不快な味に対しては、「嫌悪のしかめっ面 (a grimace of distaste)」をするのが自然です。