Dissent /dɪˈsɛnt/
意見を異にする、異議を唱える (動詞) / 不一致、異議 (名詞)
公式な提案、決定、または一般的に受け入れられている意見に対して、異なる意見を持つ、または表明すること。
「沈黙は金ならず。dissent の声が社会を動かす」
📚 意味と用法
dissent は、動詞と名詞の両方で使われます。動詞としては、特に権威や多数派の意見に対して「異議を唱える」ことを意味します。名詞としては、その「異議」や「意見の不一致」そのものを指します。政治、宗教、あるいは法的な文脈でよく使われる、強い意志を伴う言葉です。
意見を異にする (To disagree)
Two of the judges dissented from the majority opinion.
(裁判官のうち2名は、多数派の意見に異議を唱えた。)
異議の表明 (Expression of disagreement)
The government tolerates no dissent.
(その政府は一切の異議を容認しない。)
🕰️ 語源と歴史
「Dissent」は、ラテン語の「dissentire」に由来します。これは「dis-」(離れて)と「sentire」(感じる、思う)が組み合わさった言葉で、「異なるように感じる」「意見が分かれる」というのが元々の意味です。
15世紀に英語に入り、特に宗教改革の時代に、国教会に従わない人々を指す言葉として重要になりました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
Disagree は最も一般的で、個人的な意見の不一致に使います。Dissent はより公式で、確立された権威や多数派に対する、より深刻な不一致を意味します。
⚡ 対義語
💬 実践的な例文
Freedom of speech includes the right to dissent.
言論の自由には、異議を唱える権利が含まれる。
There was some dissent among the members about the new rules.
新しい規則について、メンバーの間でいくつかの異論があった。
Anyone who dared to dissent was silenced.
あえて異議を唱えようとする者は誰でも黙らされた。
Her dissent was noted in the official records of the meeting.
彼女の異議は、会議の公式記録に記載された。
He was not afraid to voice his dissent, even when he was in the minority.
彼は少数派であっても、自らの異議を表明することを恐れなかった。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. To express a different opinion from the majority is to ______.
解説:
多数派と異なる意見を表明することは、「異議を唱える (dissent)」ことです。
2. The noun form of ‘dissent’ is ______.
解説:
“dissent” は動詞も名詞も同じ形です。
3. A person who dissents is called a ______.
解説:
異議を唱える人は「dissenter」と呼ばれます。
4. The opposite of ‘dissent’ is ______.
解説:
“dissent” (異議) の直接的な対義語は「assent (同意)」です。
5. In a democracy, political ______ is considered healthy.
解説:
民主主義においては、政治的な「異議 (dissent)」は健全なものと見なされます。