「言葉に魂を込めて recite、心に響く物語を」
🎭 意味と用法
recite は、動詞として主に二つの意味で使われます。一つは、詩、祈り、演説など、記憶しているものを聴衆の前で「暗唱する」「朗読する」という意味です。ここには感情を込めて表現するというニュアンスが含まれることがあります。もう一つは、事実、リスト、出来事などを順序立てて詳しく「列挙する」「詳しく述べる」という意味で、しばしば退屈さや機械的な響きを伴います。
詩などを暗唱する (Perform from memory)
She can recite the entire poem from memory.
(彼女はその詩をすべて暗唱できる。)
事実を列挙する (List facts)
He recited a long list of grievances to his boss.
(彼は上司に不満の長いリストを並べ立てた。)
📜 語源と歴史
「Recite」は、ラテン語の「recitāre」に由来します。これは「再び」を意味する接頭辞「re-」と、「呼び出す、引用する」を意味する「citāre」が組み合わさった言葉で、「読み上げる」「大声で読む」という意味を持っていました。
14世紀に古フランス語を経て英語に入り、当初は公に「読み上げる」という意味で使われていましたが、次第に「記憶から言う」という現在の主要な意味へと発展しました。
🔄 類義語 (似た意味の言葉)
言葉のニュアンス
recite | 記憶に基づいて声に出して言う行為に焦点。 |
quote | 他者の言葉や文章を正確に繰り返すこと。必ずしも記憶からとは限らない。 |
⚡ 対義語 (文脈による)
関連する対比
詩を recite (暗唱する) ことは、台本を見ながら read (読む) ことや、その場で improvise (即興で言う) こととは異なります。
🗣️ 実践的な例文
Each student had to recite a famous speech in front of the class.
生徒たちはそれぞれ、クラスの前で有名なスピーチを暗唱しなければならなかった。
The witness was asked to recite the events of that night exactly as they happened.
目撃者は、その夜の出来事を起こった通りに詳しく述べるよう求められた。
My grandfather used to recite old poems to us.
祖父は昔、私たちに古い詩を暗唱してくれたものだ。
He could recite the names of all the capital cities in the world.
彼は世界中のすべての首都の名前をそらんじることができた。
She grew tired of hearing him recite his own accomplishments.
彼女は彼が自身の功績を延々と並べ立てるのを聞くのにうんざりした。
🧠 練習問題
以下の空欄に入る最も適切な単語を選んでください。
1. The actor forgot his lines and could not ______ his monologue.
解説:
独白(monologue)を記憶から「暗唱する」という意味なので recite が適切です。
2. A solo performance by a musician is often called a ______.
解説:
音楽家の独奏会や独演会は「リサイタル (recital)」と呼ばれます。
3. The suspect could only ______ his name and address.
解説:
名前や住所などを機械的に「述べる」という意味で recite が使えます。
4. To “recite” something is different from “reading” it because reciting is done from ______.
解説:
recite は「記憶 (memory)」から言う行為を指すのが特徴です。
5. She gave a beautiful ______ of a Shakespearean sonnet.
解説:
詩の「朗読、暗唱」という行為や作品そのものを指す名詞は recitation です。