
【nasty – 不快な】
【nasty – 不快な】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「nasty」という言葉は、中英語の「nastie」または「nasti」から派生しており、さらに古フランス語の「nastre」や「naste」から派生しています。これらの語は、基本的に「悪臭を放つ」や「汚れた」を意味し、最初は主に物理的な不快さや汚れを表現するために使われていました。
「nasty」は17世紀に英語に定着し、不快な臭いや味、見た目などを表す言葉として広く使われるようになりました。その後、感情や態度、行動に関しても使われるようになり、例えば「nasty remark」(不快な発言)や「nasty weather」(不快な天気)など、さまざまな文脈で使用されるようになりました。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語:
- unpleasant(不快な)
- disgusting(気持ち悪い)
- foul(ひどい)
- offensive(攻撃的な、不快な)
- repulsive(嫌悪感を引き起こす)
- 反対語:
- pleasant(快適な)
- delightful(楽しい)
- nice(素敵な)
- agreeable(快い)
- enjoyable(楽しい)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
似た単語で間違いやすいものとしては、「nauseous」や「noisy」があります。
- nauseous:吐き気を催すような、不快な。特に体調や匂いに関連して使われます。
- noisy:騒がしい、うるさい。音に関連する不快さを表します。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「nasty」という言葉には、特に有名なエピソードとして1987年のアメリカ合衆国最高裁判所での「Federal Communications Commission v. Pacifica Foundation」事件が挙げられます。この事件は、ジョージ・カーリンというコメディアンが行った「七つの放送禁止用語」に関するもので、公共のラジオ放送での不快な言葉の使用に関する法的な論争を引き起こしました。
カーリンのモノローグには、放送では使用が禁止されている卑猥な言葉が含まれており、これが公共のラジオで放送されたことが問題となりました。Federal Communications Commission(FCC)はこの放送を規制し、不快な言葉の使用に対して罰則を科すことができると主張しました。この事件は、言論の自由と公共の放送基準のバランスをどう取るかという重要な問題を提起しました。
最高裁判所は最終的に、公共のラジオ放送における不快な言葉の規制を支持する判決を下し、FCCの権限を認めました。この判決は、公共の放送における言葉の選択に対する規制の基準を確立し、現在でも放送業界に大きな影響を与えています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The garbage left a nasty smell in the kitchen.
- ゴミがキッチンに不快な臭いを残しました。
- He made a nasty comment about her appearance.
- 彼は彼女の外見について不快なコメントをしました。
- The weather turned nasty just as we started our hike.
- ハイキングを始めた途端に天気が不快になりました。
- She had a nasty cold that lasted for weeks.
- 彼女は数週間も続く不快な風邪を引いていました。
- The floor was covered in a nasty, sticky substance.
- 床は不快でべたべたした物質で覆われていました。