
【secular – 世俗の、非宗教的な】
【secular – 世俗の、非宗教的な】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「secular」という言葉は、ラテン語の「saecularis」に由来し、「saeculum(世代、時代)」を語根としています。ラテン語では、この言葉は「この世の」「長い時間の流れに関連する」といった意味を持っていました。英語に取り入れられたのは14世紀頃で、初めは「時代」や「周期」といった時間に関連する意味で使われていましたが、次第に「宗教とは無関係の」「非宗教的な」という現代の意味に進化しました。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語
- non-religious – 非宗教的な
- temporal – 世俗的な
- worldly – 現世の
- lay – 非宗教的な
- earthly – 現世の
- 反対語
- religious – 宗教的な
- sacred – 神聖な
- spiritual – 精神的な
- divine – 神の
- holy – 神聖な
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
似た単語で間違いやすい単語
- sacred(神聖な): 「secular」とは対照的な意味を持ちますが、音が似ているため混同しやすいです。sacredは宗教や神聖さに関連します。
- sectarian(宗派の): 宗派や宗教に関連するもので、「secular」とは逆の意味です。
- sequester(隔離する): 音が似ていますが、意味は全く異なり、「隔離する」や「差し押さえる」を意味します。
- secure(安全な): 発音が似ていますが、「安全な」という意味で全く異なる単語です。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「secular」という言葉は、歴史的にも文化的にも重要な概念を持っています。特に、世俗主義(secularism)の運動は、近代社会の形成に大きな影響を与えました。世俗主義は、国家と宗教の分離を推進し、個人の信教の自由と平等を強調する思想です。これにより、政府や公共機関が宗教から独立し、全ての市民が平等に扱われる社会を目指すことができました。
この思想は、フランス革命やアメリカ独立戦争といった歴史的な出来事にも影響を与えました。例えば、フランス革命後のフランスでは、教会の財産が没収され、教育や政治の場から宗教的影響を排除する動きが強まりました。アメリカ合衆国でも、建国の精神として政教分離が強調され、第一修正条項により信教の自由が保障されました。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The government has a secular constitution that separates religion from politics.
- 政府は宗教と政治を分離する世俗的な憲法を持っています。
- In many countries, public schools are required to provide a secular education.
- 多くの国では、公立学校が世俗的な教育を提供することが求められています。
- The festival, though secular in nature, has its roots in ancient religious practices.
- この祭りは世俗的な性質を持ちながらも、古代の宗教的な慣習に起源を持っています。
- His views on life were entirely secular, without any influence from religious beliefs.
- 彼の人生観は完全に世俗的で、宗教的信念からの影響を受けていませんでした。
- The artist’s work often explores the tension between secular and sacred themes.
- その芸術家の作品はしばしば世俗的なテーマと神聖なテーマの間の緊張を探求しています。