
【runaway
– 逃亡者、脱走者/(形容詞で)手に負えない】
【runaway – 逃亡者、脱走者/(形容詞で)手に負えない】という単語の語源とか由来を知っていますか?
runawayは、英語の「run」(走る)と「away」(離れて)を組み合わせた言葉です。元々は「逃げること」や「自分の意思で去ること」を指していましたが、13世紀から14世紀にかけて、逃げ出した人物を意味する名詞として使われるようになりました。その後、「逃げる」という行動を形容する形容詞としても使われ、特に「手に負えない」や「制御できない」という意味合いを持つようになりました。このような語の変化は、特に逃げ出す人物や事物が予測できない動きや制御できない状況を引き起こすことから来ていると考えられます。例えば、逃げた馬や脱走した囚人、あるいは暴走する車などにこの形容詞が使われるようになりました。語源から考えると、「runaway」は非常に動的で予測不可能な状況を表す言葉として、日常的に使われるようになりました。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語
- fugitive(逃亡者)
- escapee(脱走者)
- vagrant(流浪者)
- refugee(難民)
- 反対語
- なし
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- runaway と runabout
・runaboutは、小型の車や乗り物を指し、runawayは逃亡者や制御できない事物を指します。 - runaway と run-in
・run-inは、トラブルや口論を指し、runawayは逃げた人物や制御できないものを意味します。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「runaway」という言葉には、実際に多くの歴史的エピソードが含まれています。例えば、アメリカの奴隷制度時代、逃亡奴隷(runaway slave)が北部に逃げることは非常に危険でしたが、多くの逃亡奴隷たちは自由を求めてその道を選びました。彼らの逃亡は「地下鉄道」として知られる秘密のネットワークを通じて行われ、彼らの勇気と忍耐は後の歴史で称賛されています。また、「runaway bride」というフレーズは、結婚式を直前にキャンセルする女性に関連して広まり、現代の社会での予測できない行動を象徴する言葉として使われています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The police are searching for the runaway suspect.
・警察は逃亡中の容疑者を捜索しています。 - She became a runaway after leaving her home at the age of 16.
・彼女は16歳で家を出て、逃亡者となりました。 - The runaway train crashed into a building.
・制御を失った列車が建物に衝突しました。 - His runaway success in the industry surprised everyone.
・業界での彼の手に負えない成功は、みんなを驚かせました。 - The runaway horse galloped through the streets.
・逃げた馬は通りを駆け抜けました。
【runaway – 逃亡者、脱走者/(形容詞で)手に負えない】のコロケーション
- Runaway train: 逃げる列車
- Runaway success: 大成功
- Runaway bride: 逃げた花嫁
- Runaway child: 逃げた子供
- Runaway horse: 逃げた馬
- Runaway inflation: 暴走するインフレ
- Runaway growth: 制御不能な成長
文法問題
問題1
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The police are still searching for the _____ who escaped from the prison last week.
- fugitive
- runaway
- criminal
- prisoner
解答と解説
解答:2. runaway
解説:
「escaped from the prison last week(先週、刑務所から脱走した)」という文脈から、「runaway(脱走者)」が最適です。「fugitive(逃亡者)」も似た意味ですが、「runaway」の方がこの場合、脱走を強調しています。「criminal(犯罪者)」「prisoner(囚人)」ではこの状況を正確に表せません。
問題2
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The _____ child refused to listen to any authority and caused chaos wherever he went.
- runaway
- mischievous
- obedient
- disciplined
解答と解説
解答:1. runaway
解説:
「refused to listen to any authority(どんな権威にも耳を貸さなかった)」という特徴から、「runaway(手に負えない)」が適切です。この文脈では、反抗的で制御できない様子を表しています。「mischievous(いたずら好き)」「obedient(従順な)」「disciplined(規律正しい)」はこの反抗的な性質に合いません。
問題3
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
After months of investigation, the _____ was finally captured by the authorities.
- runaway
- fugitive
- suspect
- convict
解答と解説
解答:1. runaway
解説:
「months of investigation(数ヶ月の捜査)」という文脈と、「finally captured by the authorities(最終的に当局に捕まった)」という部分から、「runaway(逃亡者)」が最適です。「fugitive(逃亡者)」も似た意味ですが、文脈においては脱走者を指す「runaway」が適切です。「suspect(容疑者)」「convict(有罪判決を受けた人)」では、逃走者という意味合いが弱くなります。
問題4
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The _____ runaway horse dashed across the field, frightening everyone nearby.
- runaway
- wild
- nervous
- calm
解答と解説
解答:1. runaway
解説:
「dashed across the field(野原を駆け抜けた)」という動きから、逃げる動物を表す「runaway(手に負えない)」が最適です。「wild(野生の)」「nervous(緊張した)」「calm(冷静な)」は、この文脈において逃げている馬の動きを的確に表現しません。
問題5
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The _____ child was impossible to control, constantly running away from home.
- obedient
- runaway
- disciplined
- well-behaved
解答と解説
解答:2. runaway
解説:
「impossible to control(制御できない)」という特徴を持つ子供の描写において、「runaway(手に負えない)」が適切です。この文脈では、家から逃げる子供という意味で「runaway」が最も合います。「obedient(従順な)」「disciplined(規律正しい)」「well-behaved(おとなしい)」では文脈に合いません。