
【confessor
– (告解を聞く)司祭、告白する人】
【confessor – (告解を聞く)司祭、告白する人】という単語の語源とか由来を知っていますか?
confessorは、ラテン語の「confessor」(告白する人)から来ています。この単語は、ラテン語の「confiteri」(告白する)を基にしており、“com-“(共に)と**”fateri”**(認める、告白する)という語根が結びついたものです。元々、告解の場における司祭や神父を指しており、特に宗教的な文脈で使用されました。キリスト教では、信者が自らの罪を告白し、赦しを求める「告解」の儀式が重要であり、その際に信者の告白を受ける司祭が「confessor」と呼ばれます。歴史的に、教会において告解を聞く司祭の役割は神聖なものとされ、その信頼性が強調されました。さらに、confessorという語は、罪を告白する行為だけでなく、宗教的信仰を公然と示した人物や殉教者を指すこともあります。中世ヨーロッパでは、殉教を免れたにもかかわらず信仰を守り続けた人物が「confessor」と呼ばれ、彼らの伝記や生涯が尊敬されることがありました。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語
- priest(司祭)
- clergyman(聖職者)
- minister(牧師)
- spiritual advisor(霊的助言者)
- 反対語
- sinner(罪人)
- wrongdoer(悪事を働く者)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- confidant
・「信任する人」「相談相手」という意味で、confessorと似ていますが、宗教的な告解を聞く役割ではなく、日常的な個人的な相談を指すことが多いです。 - confession
・「告白」「告解」という名詞で、confessorが告白を聞く側に対する呼称であるのに対し、confessionはその告白自体を指します。 - confess
・「告白する」という動詞ですが、confessorはその行為を受ける人を指します。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
confessorという言葉には、宗教的な告解を受ける司祭や神父を意味するだけでなく、歴史的に特定の宗教的人物を指すこともあります。例えば、キリスト教における聖エドワード王は、殉教者ではないものの信仰を公然と示し、後に「confessor」として列聖されました。このように、confessorは単に「告白を受ける人物」という意味だけでなく、信仰の象徴として尊敬される人物に使われることもあります。また、過去には告解を受ける場での司祭の重要性が強調され、信者たちが自分の罪を告白し、赦しを求める行為を通じて霊的な清めを受けることが重要視されていました。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The confessor listened carefully to the man’s confession.
・その司祭は男性の告白を慎重に聞きました。 - She is a trusted confessor to many of her friends.
・彼女は多くの友人に信頼される告白相手です。 - The confessor offered guidance after hearing the young woman’s troubles.
・その司祭は若い女性の悩みを聞いた後、助言を与えました。 - A confessor in the church plays an important role in providing spiritual support.
・教会の司祭は、霊的な支援を提供する重要な役割を果たします。 - The confessor asked for repentance from the sinner.
・司祭は罪人に悔い改めを求めました。
【confessor – (告解を聞く)司祭、告白する人】のコロケーション
- Confessor priest: 司祭、告解を聞く神父
- Confessor of sins: 罪の告白者
- Confessor of faith: 信仰の告白者
- Holy confessor: 聖なる告解者
- Confessor to the king: 王に告解する司祭
- Reluctant confessor: 気が進まない告白者
- Confessor in private: 個人的な告解をする人
文法問題
問題1
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The priest acted as a _____, listening to the man’s deepest secrets.
- believer
- confessor
- advisor
- mentor
解答と解説
解答:2. confessor
解説:
「listening to the man’s deepest secrets(その男性の最も深い秘密を聞いている)」という文脈から、告白を聞く「confessor(司祭、告白する人)」が最適です。「believer(信者)」「advisor(助言者)」「mentor(指導者)」ではこの状況を正確に表せません。
問題2
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
She trusted her _____ and shared her guilty feelings about the situation.
- opponent
- confessor
- critic
- bystander
解答と解説
解答:2. confessor
解説:
「shared her guilty feelings(罪悪感を共有した)」という文脈では、秘密を打ち明ける相手である「confessor」が適切です。「opponent(敵)」「critic(批評家)」「bystander(傍観者)」は文意に合いません。
問題3
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
In medieval times, many kings had a trusted _____ who also acted as a spiritual advisor.
- confessor
- guard
- servant
- scholar
解答と解説
解答:1. confessor
解説:
「acted as a spiritual advisor(精神的助言者としても行動した)」という文脈では、司祭としての役割を持つ「confessor」が最適です。「guard(警備員)」「servant(召使い)」「scholar(学者)」は文意に適していません。
問題4
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The _____ offered her comfort after she confessed her fears and doubts.
- confessor
- preacher
- philosopher
- stranger
解答と解説
解答:1. confessor
解説:
「confessed her fears and doubts(恐れと疑念を告白した)」という文脈では、告白を聞く「confessor」が適切です。「preacher(説教師)」や「philosopher(哲学者)」「stranger(見知らぬ人)」では意味が通じません。
問題5
次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。
The young man felt relieved after speaking with the _____ about his struggles.
- confessor
- counselor
- teacher
- colleague
解答と解説
解答:1. confessor
解説:
「felt relieved(安心した)」という感情と、「about his struggles(自分の悩みについて話した)」という文脈では、「confessor」が最適です。「counselor(カウンセラー)」や「teacher(教師)」「colleague(同僚)」では、司祭的なニュアンスが伝わりません。