
【chieftain – 首領、族長】
【chieftain – 首領、族長】という単語の語源とか由来を知っていますか?
「chieftain」は、中英語「chieftayne」から派生し、さらに古フランス語の「chevetain」に由来します。この言葉は、「頭」や「リーダー」を意味するラテン語「capitaneus」(頭、主要な人物)に根ざしています。初期には、部族や軍隊のリーダーを指す言葉として用いられ、特にスコットランドやアイルランドの部族社会において重要な役割を果たしていました。「chieftain」は権威や指導力を持つ人物を表し、その責任と地位の象徴として広く使われてきました。現在でも、歴史的または物語的文脈で頻繁に登場します。
この単語の類義語・反対語を教えてください。
- 類義語
- leader(指導者)
- chief(首領、長)
- headman(村長、指導者)
- commander(司令官)
- patriarch(族長、家長)
- 反対語
- follower(追従者)
- subordinate(部下、従属者)
- commoner(平民、庶民)
この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?
- chief(首領、リーダー)
・「chieftain」に近い意味だが、より幅広い場面で使用される。 - captain(船長、隊長)
・指導者を表すが、特定の軍事や海事の文脈で使われる。 - patriarch(家長、族長)
・「chieftain」と似た役割を果たすが、主に家族や宗教的な文脈で使用される。
この単語にまつわるエピソードなどはありますか?
「chieftain」という言葉は、特にスコットランドやアイルランドの歴史において重要な位置を占めています。中世のスコットランドでは、各クラン(氏族)が独自の首領である「chieftain」を持ち、その人物が氏族を統率していました。この首領は、戦争や交渉、司法、経済活動のすべてにおいて部族を代表しました。有名な例として、スコットランド独立戦争で活躍したウィリアム・ウォレスやロバート・ザ・ブルースが挙げられます。これらの首領たちは、単なる軍事的指導者ではなく、部族全体の生存と繁栄を担う存在でした。今日では、物語や映画で「chieftain」が描かれることが多く、その言葉は権威と責任、そしてリーダーシップを象徴するものとして広く知られています。
この単語を使った例文を5つほど教えてください。
- The chieftain led his tribe with wisdom and courage.
・その族長は知恵と勇気をもって部族を率いた。 - The chieftain’s decision to ally with neighboring clans brought peace to the region.
・その首領が隣接する部族と同盟を結ぶ決断をしたことで、地域に平和が訪れた。 - Each chieftain was responsible for maintaining order within their own territory.
・それぞれの首領は、自分の領地内の秩序を維持する責任を負っていた。 - The chieftain’s speech inspired the warriors before the battle.
・その首領の演説は、戦いの前に戦士たちを鼓舞した。 - The chieftain wore an ornate headdress that symbolized his authority.
・その族長は、自身の権威を象徴する華麗な頭飾りを身につけていた。
【chieftain – 首領、族長】のコロケーション
- A tribal chieftain: 部族の首領
- The chieftain of a clan: 一族の首領
- A respected chieftain: 尊敬される首領
- Lead as a chieftain: 首領として率いる
- A powerful chieftain: 権力のある首領
- The chieftain’s council: 首領の評議会
- A chieftain’s authority: 首領の権威
文法問題
問題1
次の文の空欄に適切な語を選んでください。
The _____ led his tribe with wisdom and courage, ensuring their survival during tough times.
- chieftain
- captain
- lieutenant
- sergeant
解答と解説
解答: chieftain
解説: 「chieftain」は「首領、族長」という意味で、部族を率いる人物を指す文脈に適しています。他の選択肢「captain(船長、指揮官)」「lieutenant(中尉)」「sergeant(軍曹)」は軍事や特定の役職を表すため、文意に合いません。
問題2
次の文の空欄に適切な語を選んでください。
In ancient times, the _____ was often the one to make critical decisions for the entire community.
- chieftain
- king
- prince
- knight
解答と解説
解答: chieftain
解説: 「chieftain」は特に部族や共同体のリーダーを指し、この文脈に最適です。「king(王)」や「prince(王子)」「knight(騎士)」もリーダーのイメージを持つ言葉ですが、特定の社会構造を指すため適していません。
問題3
次の文の空欄に適切な形を選んでください。
The _____ of the clan negotiated peace with neighboring tribes to avoid conflict.
- chieftain
- chieftains
- chieftainship
- chief
解答と解説
解答: chieftain
解説: 文脈から「部族の族長」という意味で単数形の「chieftain」が適切です。「chieftains」は複数形、「chieftainship」は「族長の地位」を指し文意に合いません。「chief」は広義で「指導者」を意味しますが、部族長という特定の意味を表す「chieftain」の方が適切です。
問題4
次の文の空欄に適切な語を選んでください。
The _____ gathered his warriors to defend their land against invaders.
- chieftain
- leader
- ruler
- governor
解答と解説
解答: chieftain
解説: 「chieftain」は特に戦士や部族のリーダーを指すため、戦いの文脈に適しています。「leader(指導者)」や「ruler(支配者)」「governor(知事)」もリーダーを表しますが、文意では「chieftain」が最適です。
問題5
次の文の空欄に適切な語を選んでください。
Legends spoke of a _____ who united warring tribes into a single, powerful nation.
- chieftain
- general
- emperor
- president
解答と解説
解答: chieftain
解説: 部族間の統一に関する伝説の文脈では、「chieftain(族長)」が適切です。「general(将軍)」や「emperor(皇帝)」「president(大統領)」は文意に合わず、特定の統治形態を指すため不適切です。