【consort:(王・女王の)配偶者、付き合う(動詞としては交際するなど)】

【consort:(王・女王の)配偶者、付き合う(動詞としては交際するなど)】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「consort」はラテン語の「consors」(共に運命を分かち合う人)に由来し、「con-(共に)」+「sors(運命、分け前)」から成る。中世フランス語「consort」を経て英語に入った。名詞としては王・女王の「配偶者」を指し、動詞としては「付き合う、交際する」という意味で使われる。特に歴史的には、王の「consort」は公式の地位を持つことが多く、現代でも「Queen Consort(王妃)」のように使われる。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語(名詞として)
    • spouse(配偶者)
    • companion(伴侶)
    • partner(パートナー)
    • consortship(配偶関係)
  • 類義語(動詞として)
    • associate(交際する)
    • fraternize(親しく交わる)
    • mingle(付き合う)
    • socialize(交流する)
  • 反対語(名詞として)
    • bachelor(独身男性)
    • spinster(独身女性)
  • 反対語(動詞として)
    • avoid(避ける)
    • shun(遠ざける)
    • dissociate(関係を断つ)

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

  • consort vs. escort:「consort」は配偶者や付き合う相手を指すが、「escort」は護衛や付き添いの意味で使われる。
  • consort vs. cohort:「consort」は交際相手を指すが、「cohort」は同じグループや仲間を指す。
  • consort vs. spouse:「consort」は王族の配偶者に使われることが多いが、「spouse」は一般的な結婚相手を指す。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「consort」は特に王室関連の文脈で使われることが多く、「Queen Consort(王妃)」や「Prince Consort(王配)」といった称号として歴史に登場する。例えば、イギリスのアルバート公(ヴィクトリア女王の夫)は「Prince Consort」の称号を持ち、王室改革や博覧会の開催などに貢献した。

一方で、動詞としての「consort」は「交際する」という意味だが、特に悪い仲間と付き合う際に使われることが多い。例えば、「He consorted with criminals.(彼は犯罪者たちと付き合っていた)」のように、否定的なニュアンスを含むことがある。そのため、文脈に注意して使用する必要がある言葉の一つである。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. The queen’s consort played a significant role in royal affairs.
     女王の配偶者は王室の公務で重要な役割を果たした。
  2. He was seen consorting with known criminals.
     彼は悪名高い犯罪者たちと付き合っているのを目撃された。
  3. The prince’s consort attended the charity event with him.
     王子の配偶者は彼とともにチャリティーイベントに出席した。
  4. The musician often consorted with poets and artists.
     その音楽家はしばしば詩人や芸術家たちと交流していた。
  5. In history, many rulers carefully chose their consort for political reasons.
     歴史上、多くの支配者が政治的理由で慎重に配偶者を選んできた。

【consort:(王・女王の)配偶者、付き合う(動詞としては交際するなど)】のコロケーション

  • Queen consort: 王妃
  • King consort: 国王の配偶者
  • Royal consort: 王族の配偶者
  • Consort with nobles: 貴族と交際する
  • Consort with criminals: 犯罪者と付き合う
  • Official consort: 正式な配偶者
  • Consort of the ruler: 統治者の配偶者

文法問題

問題1

次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。

The queen’s _______ stood beside her during the official ceremony.

選択肢:

  • consort
  • servant
  • advisor
  • knight

解答: consort

解説:
「stood beside her(彼女のそばに立った)」という表現から、王妃の正式な伴侶である「consort(配偶者)」が最適です。「servant(召使い)」「advisor(助言者)」「knight(騎士)」は王妃の配偶者ではないため、不適切です。


問題2

次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。

In many monarchies, a king’s wife is called the queen, but a queen’s husband is called a _______.

選択肢:

  • consort
  • prince
  • emperor
  • duke

解答: consort

解説:
「king’s wife is called the queen(王の妻は王妃と呼ばれる)」という対比から、王妃の夫の呼称が求められています。「consort(王の配偶者)」が正解です。「prince(王子)」や「duke(公爵)」は異なる称号であり、「emperor(皇帝)」は文脈に合いません。


問題3

次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。

She was warned not to _______ with criminals, as it could damage her reputation.

選択肢:

  • consort
  • argue
  • compete
  • obey

解答: consort

解説:
「warned not to(~しないよう警告された)」という表現から、不適切な人々との交際を意味する「consort with(付き合う)」が正解です。「argue(議論する)」「compete(競争する)」「obey(従う)」は文脈に合いません。


問題4

次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。

It was scandalous for a noblewoman to _______ with commoners in the past.

選択肢:

  • consort
  • rule
  • dismiss
  • govern

解答: consort

解説:
「scandalous(スキャンダラスな)」という文脈から、身分違いの交際を意味する「consort with(付き合う)」が最適です。「rule(統治する)」「dismiss(解雇する)」「govern(支配する)」は貴族の行動としては考えられますが、文脈に合いません。


問題5

次の文の空欄に入る最も適切な語を選んでください。

The prince was expected to marry a noblewoman, but he chose to _______ with a commoner instead.

選択肢:

  • consort
  • rebel
  • refuse
  • depart

解答: consort

解説:
「chose to(~することを選んだ)」という表現と「commoner(平民)」という単語から、貴族が平民と交際することを意味する「consort with(付き合う)」が適切です。「rebel(反抗する)」「refuse(拒否する)」「depart(去る)」は文脈に合いません。