【husky – しゃがれた(声)、がっしりした(体格)】

【husky – しゃがれた(声)、がっしりした(体格)】という単語の語源とか由来を知っていますか?

「husky」という単語は、もともとは「声がかすれた」という意味と、「がっしりした」という意味の両方を持っています。語源的には、カナダ北部に住むイヌイット民族(当時「Huskies」とも呼ばれた)に由来すると言われています。彼らが飼っていた犬(ハスキー犬)が力強くがっしりしていたことから、「頑丈な」「がっしりした」という意味で使われ始めました。一方、「声」についての意味は、17世紀頃から英語で「乾燥してかすれた」という感覚を表すために派生したものと考えられています。現在では、文脈に応じてどちらの意味にも自然に使われています。

この単語の類義語・反対語を教えてください。

  • 類義語
    • hoarse(しゃがれた)
    • gruff(しわがれた)
    • rough(荒い)
    • burly(がっしりした)
    • sturdy(頑丈な)
  • 反対語
    • clear(澄んだ)
    • thin(細い)
    • delicate(繊細な)

この単語に似た単語で間違いやすい単語はありますか?

  • huskyhoarse:どちらも声について「しゃがれた」という意味を持ちますが、hoarse は病気や疲れによるかすれ声を指すことが多く、husky は魅力的なしゃがれ声にも使われます。
  • huskyburly:どちらも体格が大きくがっしりしている意味ですが、burly は特に「重量感がある」ニュアンスが強いです。

この単語にまつわるエピソードなどはありますか?

「husky」という単語を聞いて、犬種「シベリアン・ハスキー」を思い浮かべる人も多いでしょう。この犬種名と「がっしりした」という意味の「husky」には実は関係があります。かつて北極圏の先住民イヌイットは「Huskies」と呼ばれ、彼らが育てていた犬が「husky dogs」と呼ばれるようになりました。これらの犬たちは寒冷地でも耐えうる頑丈な体と力強さを持っており、そこから「がっしりした」という形容詞「husky」も一般化したのです。さらに、犬の荒々しい吠え声や、北方の厳しい環境下でのかすれた音を連想させることから、声に対しても「しゃがれた」という意味が付与されました。

この単語を使った例文を5つほど教えてください。

  1. He spoke in a husky voice after catching a cold.
     彼は風邪をひいてしゃがれた声で話した。
  2. The actor’s husky voice added charm to his performance.
     その俳優のしゃがれた声が演技に魅力を加えた。
  3. The man had a husky build, perfect for a wrestler.
     その男はレスラーにぴったりのがっしりした体格をしていた。
  4. She heard a husky whisper in the dark room.
     彼女は暗い部屋でしゃがれたささやきを聞いた。
  5. His husky frame made him stand out among the crowd.
     彼のがっしりした体格は群衆の中でも目立っていた。

【husky – しゃがれた(声)、がっしりした(体格)】のコロケーション

・Husky voice: しゃがれた声
・Husky man: がっしりした男性
・Husky build: がっしりした体格
・Husky tone: しゃがれたトーン
・Husky dog: シベリアン・ハスキー犬
・Husky whisper: しゃがれたささやき
・Husky figure: たくましい体格

文法問題

  1. After shouting all night at the concert, her voice became ______.
  • husky
  • clear
  • silent
  • loud

解答: husky
解説: コンサートで一晩中叫んだ後、声が「しゃがれた」状態になるため、husky が適切です。clear(澄んだ)や silent(無音の)では文脈に合いません。


  1. The man had a ______ build, making him look very strong.
  • husky
  • slender
  • fragile
  • weak

解答: husky
解説: 「がっしりした体格」を表現するには husky が最適です。slender(細い)、fragile(壊れやすい)、weak(弱い)は対義的な意味になります。


  1. Her ______ voice added a special charm to her singing performance.
  • husky
  • harsh
  • high-pitched
  • flat

解答: husky
解説: 歌声に「特別な魅力」を加えたのは、「しゃがれた」声のおかげなので husky が正しいです。harsh(耳障りな)や flat(平坦な)は否定的なニュアンスになります。


  1. Despite his ______ appearance, he was very gentle and kind.
  • husky
  • tiny
  • skinny
  • feeble

解答: husky
解説: 「がっしりした外見にもかかわらず、優しかった」という対比表現のため、体格を表す husky が適切です。


  1. You could tell he had a cold because his voice was unusually ______.
  • husky
  • melodic
  • whispering
  • strong

解答: husky
解説: 風邪をひいたため声が「しゃがれた」状態になるので husky が正解です。他の選択肢は症状の描写に合いません。